石仏鑑賞
− ブランド薬師 −

【年月日】

2022年6月9日
【同行者】 単独
【タイム】

駐車スペース(10:01)−ブランド薬師(10:48)−あずまや(10:51-11:26)
−駐車スペース(12:27)

【地形図】 若槻 ルート地図

 通勤時間帯に長野市街を通過するのは避けたほうがいいのだが、この日もやっちまった。
 ループ橋下のチェーン着脱スペースに自動車をとめて参道入口へ。

馬頭観音(大きな写真)
役行者(大きな写真)

 参道入口には、太い杉が二本。
 その下に、馬頭観音の立像と坐像。

 まずは石段を登る。
 ここから山道をジグザグに登るのだが、最初の屈曲点に役行者立像。
 ここの石仏は十三仏とあったが、いきなり役行者とは、ワクワクさせる。

不動明王(大きな写真)
ブランド薬師(大きな写真)

 すぐ先に不動明王。
 最初の馬頭尊からそうだったのだが、ここの石仏は秀作だ。
 この不動像も迫力たっぷりだ。

 釈迦・文殊・普賢と見て登っていくと、展望地。
 長野盆地北部が一望できる。

 ミヤマママコナの群落が咲き始めているのを見ると、秋葉三尺坊の分岐。
 少し下ると、弘法大師が岩窟の奥からこっちを見ていた。

ブランド薬師(大きな写真)
弘法大師(大きな写真)

 地蔵と弥勒を見るとブランド薬師の社殿。
 聞きしに勝る奇想天外の建築物だ。

 近くにあずまやがあったので、大休止。
 ここからはコンクリ道になる。
 枯れた松にマツオウジが出ていた。

 その先でも、観音・阿弥陀・阿しゅく・大日を見る。
 薬山ピークには送電鉄塔しかなく、展望皆無。

 下りになって虚空蔵。
 すぐに裏参道の入口で、再び馬頭観音。

ミヤマママコナ(大きな写真)
マツオウジ(大きな写真)

 浅川ダムの本体は完成しているが、湛水はされてなく、二面護岸の浅川で竿を振れば釣れそうだったが、立入禁止の札が下がっていた。
 見たところ、湛水量はごく僅かで、これが知事選で大争点になったダムかと拍子抜けだった。

 ダム対岸から元の場所へ戻った。

典厩寺(大きな写真)
典厩墓石(大きな写真)

 まだ早かったので、長野インター近くの典厩寺に立ち寄った。
 受付に誰もおられず、拝観料はその場に置いた。

 左手の仁王堂が圧巻で、仁王像もさることながら、天井や壁面に描かれた仏画がみごとだった。
 境内には枝垂れ桜の大木があり、開花のときにはみごとだろうと思われた。

 本堂には、武田と上杉両軍の旗印が掲げられており、両軍を平等に供養されているのがうかがえて、ほっとした。