西岳・戸隠山の展望
− 砂鉢山 −

【年月日】

2018年9月3日
【同行者】 単独
【タイム】

龍虎隧道(10:14)−砂鉢山(11:53-12:15)−前岳(12:46)
−一息の峰(13:58)−龍虎隧道(14:15)

【地形図】 戸隠 ルート地図

 ずっと舗装はされているが、荒倉キャンプ場を過ぎると、路面になにかの木の実が散乱していて、プチプチと異音を立てる。
 落石少々なれど、まずは無事に龍虎隧道に着いた。

フシグロセンノウ(大きな写真)
シュロソウ(大きな写真)

 砂鉢山への道標はなく、紅葉の岩屋への道から登る。
 すぐに岩屋への分岐で、ここは右折して、尾根へ登る。
 あたりは雑木林で、フシグロセンノウやシュロソウが咲いていた。

 すぐに安堵が峰で、峠状の十字路。
 砂鉢山へはここからスタートする。

 少し行ったところで、あっと驚く急登。
 高度を稼ぐのだからまぁいいかと思いきや、ピークからは惜しげもなく下る。

ガマズミ(大きな写真)
愛染明王か(大きな写真)

 ガスでよく見えない西岳展望地となるピークには、愛染明王の石仏が苔生していた。
 一本調子の登りではないのだが、あまり気前よく下るのもどうかと思える里山の尾根道なのだった。

 時おりカラマツが交じるがほぼずっと雑木林なのに、きのこはほぼ何もない。
 カラマツチチタケを数本見たが、低山はまだ秋にならないのだろうか。

ホツツジ(大きな写真)
ママコナ(大きな写真)

 前岳分岐の先も登り下りが続く。
 超ミニ長屋や戸渡りなども出てくる
 足元には、ママコナが多くなる。

 上部でブナやネズコが目立つが、基本は雑木とカラマツだ。

大ブナ(大きな写真)
ブナ林(大きな写真)

 登り着いた砂鉢山は、カラマツの疎林で、晴れていればいくらか展望が得られそうだが、この日はダメだった。
 戸隠山方面は見えるのだが、下草が生い茂って写真に撮れる状態でなかった。
 ここで大休止。

 帰りは来た道を戻る。
 展望もないし、きのこもないし、なんだかなーと思うので、前岳に寄り道した。

オヤマボクチ(大きな写真)
戸隠山(大きな写真)

 ここへも登り下りが激しいが、ピーク西端からようやく、戸隠や一夜山の展望を得ることができた。
 西岳にはまだガスがかかっていたが、戸隠山の核心部はよく見えていた。

 安堵が峰から舟岩へ行ってみようとしたが、鎖の下がったひどい登り下りが続きそうなので、一息の峰というところまで行って引き返した。
 時間があれば舟岩周回コースも面白そうなので、いつか来てみたい。

シナノナデシコ(大きな写真)
大昌寺の熊杉(大きな写真)

 帰りに大昌寺の熊杉に立ち寄り。
 たくさんの枝を張り出している杉は迫力がある。