鉢盛山
− 朝日村から往復 −

【年月日】

2017年7月15日
【同行者】 単独
【タイム】

朝日村登山口(7:35)−村界尾根(8:41)−鉢盛山荘(9:49)
−鉢盛山(9:57-10:22)−朝日村登山口(11:33)

【地形図】 寄合渡 梓湖 古見 贄川 ルート地図

 この山に登るには、多少の手続きが必要になる。

 まず、メールか手紙か電話で林道の通行許可を申請する。
 その後、許可されたかどうか、電話で確認する。
 許可がおりていれば、出発ということになる。

 当日は、登山口に行く前に役場に行って、許可証と林道ゲートの鍵を受領する。
 林道に入ればあとは、通常の登山と同じである。

朝の八ヶ岳(大きな写真)
中央アルプス(大きな写真)

 林道はかなり長く、これを歩くのは勘弁だと思わせられるほどだ。
 ずっとダートだが、さほどひどく荒れたところはない。
 登山口先の駐車場には、先客2台分の車がとまっていた。

 どういうわけか、ウェストポーチを身につけずに歩きだしてしまったため、いきなり15分ほどのロス。
 その後は、快調に登っていけた。
 ところどころに開けた展望地からは、八ヶ岳や中央アルプス方面が見渡せた。

ゴゼンタチバナ(大きな写真)
ツマトリソウ(大きな写真)

 できて間もない新道だというが、登山者はそれなりに多いとみえ、道はしっかり踏まれている。
 カラマツの植えられた深いスズタケの中の道で、花は何もない。
 急斜面につけられたジグザグ道を一時間ほどで村界尾根に出る。

オサバグサ(大きな写真)
オサバグサ(大きな写真)

オサバグサ(大きな写真)
オサバグサ(大きな写真)

 尾根道は新道でないため草花も咲いている。
 ゴゼンタチバナ・オサバグサ・マイヅルソウなどが道わきで白い花を咲かせていた。
 数は少ないが、イチヨウランを久しぶりに見ることができた。

イチヨウラン(大きな写真)
イチヨウラン(大きな写真)

 頂稜直下の急坂を登ればまた平坦な道となり、権現の庭という小湿原あたりから植生が変わって、ツマトリソウ・コイワカガミ・ワタスゲ・ミツバオウレン・モミジカラマツなどが咲く。
 イワカガミやミツバオウレンは、今年の見納めかもしれない。

ミツバオウレン(大きな写真)
ミツバオウレン(大きな写真)

 プレハブ作りの避難小屋を過ぎると、まもなく鉢盛山の山頂。
 二基の小祠と山頂標識があり、展望はない。

コイワカガミ(大きな写真)
モミジカラマツ(大きな写真)

 少し先ヘ進むと、マイクロウェーブ反射板があって、大展望が広がるので、虫がうるさいが、ここで大休止。

前穂がちらり(大きな写真)
焼岳(大きな写真)

 大気の状態が不安定だったため、高山には雲がかかり始めており、せっかくの乗鞍岳や北アルプスもほとんど雲の中だった。

 帰りは、来た道を戻った。