黒沢山周回
− ダム登山口から歩道一号線 −

【年月日】

2017年7月11日
【同行者】 単独
【タイム】

大泉所ダム登山口(6:56)−四合目(8:03)−五合目(8:37-8:41)
−八合目(9:58-10:29)−黒沢山分岐(10:42)−黒沢山(11:38)
−1号線分岐(12:12)−林道終点(13:30)−大泉所ダム登山口(13:52)

【地形図】 薮原 宮ノ越 伊那 宮木 ルート地図

 大泉所ダム登山口の駐車場から入山。
 いい時間にスタートできたので、精神的に余裕がある。

キバナノヤマオダマキ(大きな写真)
ホタルブクロ(大きな写真)

 しばらく作業道を行く。
 早朝からひどく暑いが、道ばたの草花が賑やかだ。
 キバナノヤマオダマキ・ウツボグサ・チダケサシなど。

シモツケ(大きな写真)
オニシモツケ(大きな写真)

 二合目の手前から登山道に入る。
 沢沿いにオニシモツケも咲いていた。
 当然ながらここから傾斜が出てくる。

ササユリ(大きな写真)
ササユリ(大きな写真)

 山道になると花は少なくなるが、時おりササユリが咲いていて、目が覚める。
 ササユリはちょうどよいタイミングだったようだ。

 四合目で仲仙寺からの道を合わせる。
 ササユリがごくたまに咲いている以外に、真夏より花は少ない気がする。
 昨年同様、五合目で小休止。ひどく暑い。

ササユリ(大きな写真)
ササユリ(大きな写真)

 その先は尾根上の道になり、急登が続く。
 ここはかなり苦しかった。
 六合目奇ブナ、七合目小ピークと尾根を急登し、その後傾斜はやや緩むものの、八合目展望台までは長い。

ヒロハホウライタケ(大きな写真)
アキノタムラソウ(大きな写真)

 展望台で大休止。
 展望もなく、真夏に見られた花はほとんど咲いておらず、虫が多くて閉口したが、ゆっくり休んだ。
 草原の一角でテガタチドリが豪勢に咲いていた。

テガタチドリ(大きな写真)
テガタチドリ(大きな写真)

 9合目黒沢山分岐まではすぐで、ここは右折して、黒沢山方面へ下っていく。
 最初はかなり下る。
 来た道を戻るとなると登り返しが苦しそうだ。
 1年くらい前に刈り払いされたらしく、道はおおむねはっきりしている。

ナナカマド古木(大きな写真)
オオヤマフスマ(大きな写真)

 ずいぶん下って登り返すと2045メートルピーク。
 ここが一号線の分岐だった。

 尾根を直進して2072メートルピークを越えるとやや長い登りで黒沢山の肩。
 三角点へは平坦な尾根をしばらく行ったところだった。
 踏みあとはさらに東へ続いていたが、周回できるルートではなさそうだったので、来た道を引き返した。

ブナ(大きな写真)
巨ブナ(大きな写真)

 一号線分岐から西への道(すなわち歩道一号線)は、大泉川へまっすぐ下っていきそうだったし、よく踏まれた道だったので、こちらを下ることにした。
 ジグザグを切りながらではあるがかなりの急降下で、標高差900メートルを一気に下る。

 スズタケの下生えのカラマツ林だが、花はあまりないものの、見ごたえのあるブナが伐り残されていた。
 最後は穏やかな雑木林となり、二俣手前で林道に出た。
 ダムの駐車場まではすぐだった。