東霧ヶ峰
− エコーバレースキー場から周回−

【年月日】

2015年8月15日
【同行者】 単独
【タイム】

駐車場(8:42)−北登山口(9:15)−大笹峰(9:49)−男女倉分岐(10:00)−山彦谷南の耳
(10:18-10:45)−車山分岐(11:20)−殿上山(11:36)−駐車場(12:11)

【地形図】 霧ヶ峰 ルート地図

 コメが少なくなってきたので、また長和町周辺の山に出かけた。

 エコーバレースキー場の駐車場から、スキー場の管理道を北に向かう。

 モンキチョウがタンポポに止まって吸蜜していた。

ゲレンデにはネジバナ(大きな写真)
モンキチョウ(大きな写真)

 ゲレンデに花はなく、よく見るとネジバナがわずかに咲いていた。

 カラマツを新しく植えたところには鹿よけ柵が設置されていた。
 柵の中でカワミドリが咲いていた。

カワミドリ(大きな写真)
クルマバナ咲く(大きな写真)

 登山道に入ると、疎林の道となる。

ミドリヒョウモン(大きな写真)
ハクサンフウロ(大きな写真)

 クルマバナ・ハクサンフウロなどがわずかに咲く道を登って行くと、マルバダケブキが群れ咲く一角で、ウラギンヒョウモン・ミドリヒョウモン・ギンボシヒョウモンらしきヒョウモンチョウのパーティーに出くわした。
 これらの蝶たちは、新しい花より峠を越えた古い花に群がっては吸蜜しているようだった。

ウラギンヒョウモン(大きな写真)
ギンボシヒョウモンか(大きな写真)

 稜線に上がるとすぐに大笹峰。
 ここからは草原歩きとなる。

ノコギリソウ(大きな写真)
トモエシオガマ(大きな写真)

 ノコギリソウ・トモエシオガマ・ヤマハハコなどが点々と咲く中を行くと、北の耳。
 振り返ると、美ヶ原や三峰山あたりがよく見える。

キアゲハ(大きな写真)
アサギマダラ(大きな写真)

 そのまま進んで、南の耳まで行って大休止。
 一帯ではキアゲハと種類の分からないヒカゲチョウの仲間が乱舞していた。

ヤマハハコ(大きな写真)
ハナイカリ(大きな写真)

 八ヶ岳全山が目の前なのだが、逆光のため展望としては、今ひとつだった。
 浅間山周辺からは、積乱雲が沸き上がっていたが、こちらはまだよく晴れていた。

奇跡のヤナギラン(大きな写真)
イブキジャコウソウ(大きな写真)

 ニッコウキスゲの時期は過ぎていたのだが、ヤナギランやマツムシソウも、ごくわずかしか咲いていなかった。
 ヤナギランに至っては、開花していたのはたった一株だけだった。

アキノキリンソウ(大きな写真)
奇跡のマツムシソウ(大きな写真)

 車山の分岐までは、ずっと草原歩きとなる。
 少ないとはいえ、高原の花がそれなりに咲いていて、楽しめる。

ウメバチソウ咲く1(大きな写真)
ウメバチソウ咲く2(大きな写真)

 イブキジャコウソウ・アキノキリンソウ・コウリンカ・ハナイカリなどが、そこここに咲いていた。
 コウリンカは、比較的多かった。
 ウメバチソウを見ると、秋の訪れを感じる。

コウリンカ咲く1(大きな写真)
コウリンカ咲く2(大きな写真)

 分岐からやや細くなった道を下り、少し登って殿上山。
 ここから樹林に下っていくので、花や展望とはお別れだ。

 ヤマトリカブトが咲き始めていたのも、秋らしい。

南の耳から望む蓼科山(大きな写真)
ヤマトリカブト(大きな写真)

 登山道は途中からブル道に変わり、まもなく林道に出合う。
 別荘地の中をしばしで元の駐車場に着いた。

 この日は、立科町の「権現の湯」で汗を流し、望月町の精米機でコメを搗いて帰った。