陽だまり散歩
− 十観山 −

【年月日】

2011年12月4日
【同行者】 Uさん
【タイム】

駐車場(10:00)−十観山(11:05-12:04)−駐車場(12:39)

【地形図】 信濃西条 ルート地図

 自宅を出たのはまぁまぁの時間だったが、佐久平PAで休んだら熟睡してしまい、再び目覚めたときには自分がなぜここにいるのか、しばらく理解できないほどだった。
 そのため、キャンプ場の駐車場を兼ねた登山口駐車場を歩き始めたのは10時過ぎだった。

宝暦義民の墓から十観山(大きな写真)
山麓から蓼科山・八ヶ岳を望む

 しばらくは車道を行く。
 一帯は、公園同様の状態に整備されている。
 冬季休業中の昆虫資料館を過ぎてしばらく行くと伐採地があって、上田盆地がよく見えた。
 ここからは蓼科山や八ヶ岳頂稜部も見えていた。

登山口の地蔵
シラカンバ混じりの雑木林

 カラマツ林になると登山口の道標があるので、そこから山に入る。
 登山口近くには古そうな地蔵が二体、建てられていた。

 陽の射さないカラマツ林には、花もきのこもほとんど見当たらない。
 カラマツ林からシラカンバまじりの雑木林に変化する登山道は意外に急傾斜だが、長くない。

 モーター音の響くバイオトイレが見えてくると、そのすぐ先が山頂だった。

 カラマツ林におおわれた広い山頂の東側がパラグライダーの離陸場として伐開されていて、たいへん展望がよい。
 眼の下には青木村から上田市街地にかけての広い盆地が広がり、夫神山と独鈷山が近く見える。

上田盆地と浅間連峰(大きな写真)
蓮華岳遠望(大きな写真)

 中景には、前衛の向こうに浅間連山が連なる。
 湯ノ丸・烏帽子から黒斑山と剣ヶ峰が並び、浅間山は頭部だけがのぞいていた。
 開けているぶん、こちらのほうが暖かいので、他の登山者もこちらに腰を下ろしていた。

 東側はカラマツ林だが、密生しているわけではないから、樹林越しながらそれなりの展望で、北アルプスのほぼ全山が見えていた。
 ただ、標高2800メートル内外より上部には部分的に雲がかかっていて、すべてがすっきりと見えていたわけでなかったのは、残念だった。

夫神山と独鈷山を望む(大きな写真)
有乳湯

 小1時間ほど休んだのち、下山にかかる。
 帰りは来た道をすぐだった。

 時間的にまだ早かったので、田沢温泉の有乳湯で汗を流した後、宝暦義民の墓・大法寺・子檀嶺岳登山口の建物などを見学したり、道の駅をのぞいたり、もち米を精米したりして帰途についた。