平日の一日休みを取ったのは今年になって初めて。
腰の痛みもずいぶんよくなった。
リハビリ山行第3弾は坂城町の五里ヶ峰。
坂城神社の狛犬
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神社の玉垣
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登山口の坂城神社は、葛尾城趾の山を背負った、なかなか大きな神社。
新しそうな狛犬の奥に、江戸時代のものだといわれる小型ながらふくよかな姿の狛犬。
玉垣に刻んである奉納者の名前を見ていくと、上田遊郭貸座敷中、などというのが残っていた。
登山道は、神社の裏手から始まっている。
地形図にある破線路とは違って、尾根を一気に登っていく急傾斜な道だ。
カシワの落ち葉
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城跡から望む五里ヶ峰
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このあたりの里山同様、ほぼ全山アカマツ林に覆われているが、この山にはなぜか、カシワの木が多い。
傾斜はゆるむことなく登り続けて、葛尾城趾。
あずまやが建っており、大きな展望が広がる。
北にはこれから登る五里ヶ峰。
南には蓼科山を始め、独鈷山、夫神山、子檀嶺岳など、ここ数年なじみになった山々と美ヶ原。
この角度から望む冠着山は、鋭角的で格好がよい。
西には北アルプスが見えるはずだが、雪雲の中だった。
ふきのとうが出ていた
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城跡から望む冠着山
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ひといき入れて北へ向かう。
少し下って尾根を行くと東から登ってくる林道の終点。
このあたりからカラマツの植林が増えてきて、左下に建物が見えてくると、送電鉄塔。
陰の松経由千曲市磯部への分岐がある。
鉄塔さら先は、カラマツと雑木の混じったアカマツ林の、一調子の登りだった。
山頂が近づくと、昨年あたり植えたばかりのヒノキの造林地。
地拵えしたときの伐採物の間からタラノメが群生している。
陽あたりのよいところに、里山なのに一頭の大きなカモシカが悠然としていた。
五里ヶ峰のピークは西側が大きく開けた、カヤトの斜面。
アザミやマツムシソウは芽生えているが、草花はまだほとんどが枯れ姿。
北アルプスが見えないのは残念だったが、四阿山と根子岳は見えていた。
大休止のあと一気に下って、千曲市のセツブンソウ自生地を見に行った。
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