カモシカに出会う
- 五里ヶ峰 -

【年月日】

2007年3月7日
【同行者】 Uさん
【タイム】

坂城神社(8:15)−葛尾城跡(9:05-9:12)−五里ヶ峰(10:20-11:10)
−坂城神社(12:15)

【地形図】 坂城 ルート地図

 平日の一日休みを取ったのは今年になって初めて。
 腰の痛みもずいぶんよくなった。
 リハビリ山行第3弾は坂城町の五里ヶ峰。

坂城神社の狛犬
神社の玉垣

 登山口の坂城神社は、葛尾城趾の山を背負った、なかなか大きな神社。
 新しそうな狛犬の奥に、江戸時代のものだといわれる小型ながらふくよかな姿の狛犬。
 玉垣に刻んである奉納者の名前を見ていくと、上田遊郭貸座敷中、などというのが残っていた。

 登山道は、神社の裏手から始まっている。
 地形図にある破線路とは違って、尾根を一気に登っていく急傾斜な道だ。

カシワの落ち葉
城跡から望む五里ヶ峰

 このあたりの里山同様、ほぼ全山アカマツ林に覆われているが、この山にはなぜか、カシワの木が多い。
 傾斜はゆるむことなく登り続けて、葛尾城趾。

 あずまやが建っており、大きな展望が広がる。
 北にはこれから登る五里ヶ峰。
 南には蓼科山を始め、独鈷山、夫神山、子檀嶺岳など、ここ数年なじみになった山々と美ヶ原。  この角度から望む冠着山は、鋭角的で格好がよい。
 西には北アルプスが見えるはずだが、雪雲の中だった。

ふきのとうが出ていた
城跡から望む冠着山

 ひといき入れて北へ向かう。
 少し下って尾根を行くと東から登ってくる林道の終点。
 このあたりからカラマツの植林が増えてきて、左下に建物が見えてくると、送電鉄塔。
 陰の松経由千曲市磯部への分岐がある。
 鉄塔さら先は、カラマツと雑木の混じったアカマツ林の、一調子の登りだった。

 山頂が近づくと、昨年あたり植えたばかりのヒノキの造林地。
 地拵えしたときの伐採物の間からタラノメが群生している。
 陽あたりのよいところに、里山なのに一頭の大きなカモシカが悠然としていた。

山頂から望む市街地
カモシカ(大きな写真)

 五里ヶ峰のピークは西側が大きく開けた、カヤトの斜面。
 アザミやマツムシソウは芽生えているが、草花はまだほとんどが枯れ姿。
 北アルプスが見えないのは残念だったが、四阿山と根子岳は見えていた。

 大休止のあと一気に下って、千曲市のセツブンソウ自生地を見に行った。