- 四阿屋山(筑北村) -
舗装道路だが、狭い道なので自動車はここにとめて歩くことにした。
漸々(ようよう)沢は前日の台風で茶色く濁って大増水。 大堰堤の少し上で、登山道に入るが、この道も出水で荒れていた。
はじめはスギ林。 登山道は、昨日か今朝あたり、数頭のイノシシが掘り返したものとみえ、至るところに蹄のあととともに、穴があいていた。
尾根の上に上がるとすぐに鳥居をくぐる。
やや平坦になったところにちょっとした展望台で、針ノ木岳から鹿島槍あたりまでが見えていた。
傾斜がやや急になってきたと思うと、前方に無粋な建物が見えてき、石段を登ると山頂だった。
山頂にはブナの大木が数本。
坂北コースを少し下ると展望台という道標があったので、少し下ってみると、西側が大きく伐開され、乗鞍岳から白馬岳あたりまで、北アルプス全山の大パノラマが広がっていた。 時間的にはまだ早いが、じっくり山を見ながら大休止と思ってガソリンコンロを出したが、ライターがどこにも入ってなかったので、コンロ一式と水とラーメンは、むなしく持ち帰ることになった。
下りは帰路を戻る。 まだ早い時間だったので、もう一つ登ろうと思っていたが、台風による土砂崩壊で道路が通れないと書いてあったので、この日の山歩きはここまでとした。
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