秋の飯縄山
- 西コースから南コース -

 【年月日】  2004年10月11日
 【パーティ】 単独
 【タイム】  戸隠展望苑入口(7:13)−忍者村先登山道入口(8:46)−鳥居(9:19)−飯縄神社(10:32)
        −飯縄山(10:40-11:04)−一不動先の鳥居(12:20)−一の鳥居駐車場(12:56)
 【地形図】 戸隠、若槻

ウルシの紅葉
 一の鳥居の登山者駐車場に車を止めて、自転車で西コースへ。
 しばらく走ると、戸隠展望苑入口というちょっとしたスペースがあったので、ここで自転車を降りた。

 ここからは、丁目石の置かれた平坦な道。
 この道をしばらく行き、水道用貯水池のわきから破線路に取りつこうと考えた。

 あたりはカラマツの植林地。
 エセオリミキ、オトメノカサ、オシロイシメジなどが出ていた。

 まもなく富士見併用林道という看板のある林道に出合う。
 地形図にも出ている道なので、こちらに入り、すぐに長野市水道局専用林道に入る。

 ここまでは予定どおりだったが、貯水池手前で道はなくなり、結局併用林道出合まで戻ることになった。 ここで大幅なロスタイム。

 西登山道には、中社からでないと取りつけないらしい。
 やむなく、舗装道路を行き、中社の町並みを過ぎて、ちびっこ忍者村の方へ歩く。
 ここまでずいぶん歩いたのに、まだこんな街中を歩いていると思うと馬鹿馬鹿しい。

 忍者村の前で道を聞き、さらに林道を行くと、橋を渡った先に登山道入口と書かれた小さな道標があった。
 尾根の上にあがると、またカラマツ林。
 ここにもエセオリミキやホテイシメジなどが出ていた。

 下生えが丈の低いネマガリタケになっても、カラマツが延々と続く。
 林道を渡ると、しばし傾斜がゆるむ。

 このあたり、北側は雑木の二次林。
 結局、森林限界までカラマツ林か雑木林だったので、この山はかつて全面的に伐ってしまったようだ。
 標高は高いが、風情は里山という感じだ。

 鳥居を過ぎると傾斜がきつくなり、ひと登りで森林限界に出る。
 振り返ると戸隠連峰が見えるはずだが、上部が雲に隠れていたので残念だった。

 頂稜を望むと、ササ原の中にダケカンバの若木が生えていて、まわりの広葉樹が紅葉していた。
 ここまでハイカーの姿をほとんど見なかったが、南登山道から、老若男女おおぜいが登ってきているのが見える。
 この山のメイン登路は南登山道らしかった。

 ひと登りで飯縄神社。
 山頂はそのすぐ先だった。

 大休止ののち、南登山道を下ったが、長野市民にとって登りごたえのある裏山なのだろう。
 中高年より子ども連れの若夫婦の姿が目立った。
 これは、ほかの山域ではあまり見ない光景だ。

 南登山道はほぼ雑木林の中を下る。
 落ち葉が厚く、きのこはほとんどないが、紅葉がきれいだ。

 半ば下ると、十三仏の石仏があらわれる。
 古いわりに表情が豊かなので面白く、ひとつひとつ見て下った。

 不動像を見るとカラマツ林。
 名残のハナイグチが少し見つかったが、きのこは少ない。
 さらに下り、アカマツ林になると登山口の駐車場に出た。

 ここには駐車スペースはないという看板があったのだが、実際には数十台の自動車がとめてあった。
 別荘地の中をしばらくいくと、車を置いた登山者駐車場についた。