山上都市
− 六甲山 −

【年月日】

2025年11月24日
【同行者】 単独
【タイム】

エクセル東バス停(7:40)−登山口(7:57-8:01)−六甲山(9:43-9:53)
−路傍大休止(10:00-10:35)−六甲山上駅(11:02)

【地形図】 神戸首部 西宮 有馬 宝塚 ルート地図

 神戸線住吉駅には、エクセル東行きのくるくるバスの乗り場案内がまったくない。
 駅前の交番で聞いてみようかと思ったが、どうも留守のようだった。
 30分くらいウロウロして、バス停の画像を検索して、背後に写っている建物からバス停にたどり着いた。
 自分の愚かさに呆れてしまう。

紅葉
死んだ海

 住吉台というのは、ずいぶんな山の中腹で、見晴らしはいいかもしれないが、都会暮らしとしてはけっこうきついのではないかと思われる。
 住吉川に沿う遊歩道をしばらく行くと、石切道登山道の入口。
 ここで小休止。

 石がゴロゴロしていて、やや歩きにくいが、道ははっきりしている。
 周囲はやや荒れた感じで、登山者は皆無。

 車道に出たところに、大規模な崩壊地のような場所。
 すぐに山道に戻る。
 このあたりから、紅葉がいい感じになってきた。

六甲山頂稜
六甲ケーブル

 ここからけっこう長いが、傾斜が緩いので助かる。

 頂稜に着くと、大駐車場やバス停やレストランがあって、心安らぐ山頂ではない。
 展望台があったので、無料で登っていいか確かめて、登ってみた。

 北側は、市街地のような感じ。
 南側は、神戸市の向こうに瀬戸内海だが、埋め立て地の人工島が見えている。
 数日前に、志摩の豊かな海を見てきたので、神戸の海がいかに死んでいるかが印象的だった。

 休むところは皆無なので、ゴルフ場に少し行くと、道ばたにベンチがあったので、大休止にした。

太融寺4
太融寺3

 こちらのケーブルは営業しているはずだったので、ケーブルに乗って下山した。
 なんだかとてもキラキラした梅田の地下街から地上に出て、太融寺へ。
 喧騒のアーケード街を抜けてくると、別世界のように静かな空間だった。

太融寺1
太融寺2

 下山後、梅田の太融寺に寄り道した。

 無事下山のお参りをすませ、境内を散策。

 まずは、国会期成同盟結成の記念碑。
 1880年に、国会設置を求める国民運動が起きた。

 その後、国会開設請願署名運動が起き、30万人余の署名が集まり、1881年の国会開設勅諭につながった。

 黒田了一氏が書かれた副碑も建てられていた。

 境内のすみ、神社の陰に、目立たないところに淀殿の墓。
 淀殿と秀頼の遺体は、たしか見つかっていないはずなので、ここに眠っているのは誰なのだろう。