帰りは、駐車場ヘダイレクトに下る道を下った。
ツツジとヤブツバキしか、花は見なかった。
下山後、お寺めぐり。
まずは三上山南麓の海住山寺へ。
非常に急な坂を登っていくのだが、自動車なのでらくちんだ。
本堂で声を掛けると、拝観の案内をしてもらえた。
本尊は十一面観音で、平安仏だという。
仏像を見る目があるわけではないが、精巧な中にも心安らぐ観音だった。
次に、山城郷土資料館を見学。
南山城一帯の歴史をトータルに語ろうとしているようだが、ハコの大きさ的にとても語りきれていないという印象を持った。
府立の施設なのだから、基本から建て直してはどうかと思う。
さらに神童寺へ。
ここは修験系寺院。
大きくはないが、古い諸仏が待っていた。
拝観をお願いすると、本堂を開けてもらえる。
本尊は迫力満点の蔵王権現。
これを目にすることができただけでも、この一帯を訪れてよかったと思える。
室町仏。
その他の諸仏を見るは、収蔵庫を開けていただかなければならなかった。
サクラやツツジ咲く石段を登ったところの収蔵庫には、明王・阿弥陀・日光・月光菩薩など、平安仏が眠っておられた。
三ヶ寺目は、蟹満寺。
ここの街なかにあるお寺で、カニを供養する。
由緒は、堂内の説明テープで聞く。
こちらの本尊は、釈迦如来。
奈良時代の作品とのこと。
素人考えだが、一見すると薬師寺の薬師如来と感じが似ている。
近いグループの作品なのかもしれない。