山の幸豊かな晩秋の山
−大峰山から吾妻耶山−

【年月日】

1992年11月3日
【同行者】 2人
【タイム】

大峰沼入口(6:50)−大峰沼(7:18)−大峰山(8:36)−
吾妻耶山(10:13)−大峰沼(12:10)−大峰沼入口(12:24)

【地形図】 後閑

静かな大峰沼
 駐車場から林道を大峰沼へ。
 数日前に降った雪がざらめ状になってそこここに残っていた。

 大峰沼からカエデの敷きつめられた道。

 浮き島にそよぐ枯葉色のカヤと朝日を浴びたカラマツの黄葉。

 登りにかかると一面の雪。霜柱もできている。
 緑々したシダと雪と葉を落とした木肌が初冬の色をつくり出していた。

 なだらかな稜線歩きは、目前に電波塔のあるピークが見えると、急降下。
 NHKの受信施設を過ぎて、大峰山頂。
 先客がいたので休まず吾妻耶山へ。

 赤谷越峠から吾妻耶山への登り。
 山頂らしい開けた場所に出るがそれとわかる目印らしいものがなし。
 谷川連峰の見える突端まで行くと、木に吾妻耶山と書かれた札があり、三角点があった。

 広い登山道へ出てすぐに岩の露出したいかにも見晴らしのよい場所があった。
 突出した岩の上からの眺めは、さえぎるものがなく苗場山、谷川連峰、平ヶ岳、至仏山、燧ヶ岳、武尊山、日光白根山などの白いいただきががあざやかだった。

 帰りは山腹を通るカラマツ林の道。

 赤谷越の峠手前で左に下り、上牧への分岐を左に見て大峰沼へ。
 ツルリンドウの実がつやつやと赤紫に光っていた。