−破風山−
日野沢小学校跡近くの駐車場はあいていたが、ここは町役場が占有するところであるので一般人の駐車はだめだという看板があった。
温泉スタンドのあるところが登山口だったので、そこから登る。
少し登って、風戸の集落。
最奥のお宅も戸締まりされていた。
暗く荒れたスギ林をしばしで主稜線。
猿岩に来たのは久しぶりだが、以前より崩壊しているように思えたのは気のせいか。
あずま屋は最後に来たときと同じく、きれいだった。
山頂からの展望は、相変わらずよかった。
大休止しながら、改めて周囲を観察。
北側は、日野沢川左岸。
南と東側がこの日の目的だった、太田田んぼ。
東に蓑山。東秩父の稜線と被るので、やや見づらい。
長坂で渡るのが篠葉沢で、品沢を貫通してくる沢だが、堀切との村境は侵食が進んでいて、自然用水はとれないたろう。
堀切と太田との境の細い沢は奥が浅いが、まとまった雨が降れば、用水として使えたかもしれない。しかし、旱天ではどうにもならなそうだ。
旧太田村を俯瞰すると、赤平川沿いに人家が立ち並ぶ。
これを見ると、ここの河道は河岸段丘ができるより前、比較的早くに定まったものだろう。
西に目を転じてみると、下吉田が見える。
ここは赤平川と吉田川の合流点にあたる小盆地だが、いずれの川も流路は曲がりくねり、また浸食は浅い。
さまざまなことが観察できて、学ぶこと多き山行きだった。
帰りは札立峠から札所34番経由で、自転車をデポした小学校あとへ戻った。
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