格好の見張り場
− 女部田城址 −

【年月日】

2023年2月7日
【同行者】 単独
【タイム】

合角ダム(11:41)−MTB−上吉田小学校前(11:50-11:51)−大日如来(12:46)
−一ノ曲輪(13:05-13:39)−向山(13:57)−合角ダム(14:37)

【地形図】 長又 ルート地図 (マウスホイールで拡大・縮小可 青線は自転車走行)

 合角ダムに自動車をとめ、自転車で上吉田小学校前へ。
 自転車をデポして、側道に入る。

虚空蔵堂
参道

 すぐに虚空蔵堂。
 お堂には扉がなく、本尊が見えていた。

 少し行くと、右に入る小道。
 これを下っていくと、仮設の小橋で対岸に渡る。
 このお宅では、常時、この橋を使っているのだろうか。

 かつての参道らしき踏みあとはしっかり残っており、石積みや地蔵の石仏が目を引く。
 もう一体の地蔵を見ると「赤岩観音」という消えかかった道標。
 踏みあとはそろそろ怪しくなる。

 両岸が切り立ってくると道は消えて、枯れた沢床を歩く。
 たぶん赤岩かと思われるオーバーハングした岩場の奥に、枯れ滝。
 ここは通行不能なので、左岸から大きく巻く。
 かつて存在したらしい巻き道も崩れかけていたので、高く巻いた。

枯れ滝
大日

 そろそろ廃寺が見えてくるかと思うのだが、それらしき建物は見えず、岩場を通過して再び沢床に降りてしまった。
 廃寺を見つけそこなったらしいので、踏みあとを辿って尾根上へ。
 尾根上は砂岩の露頭で好展望。
 岩のてっぺんに大日如来が鎮座していて、いかにも怪しい。

 トラバースしばしで主尾根。
 かなりはっきりした踏みあとがある。

 支尾根に入って緩やかに登っていくと堀切があって、城の一角に来たと知れる。
 しかし、主稜線から攻められたら、堀切以外に防御施設がないと思うのだが、どうなのだろう。

 二重堀切を越えるとさほど広くない一ノ曲輪。
 そして、一段下ったところに二ノ曲輪。こちらはやや広く削平されていて、石祠が祀られていた。
 一ノ曲輪で大休止。

二ノ曲輪
堀切

 主稜線へ戻り、向山へ。
 この尾根はほぼすべて植林されている。
 その先は踏みあと不鮮明になり、ちょっとルートミス。

 さらに下るとダム擁壁のへりに出た。
 この日、もっとも苦労したのはここからの下りで、ヤブの中を急降下すると、最後に吹付け擁壁の上に出てしまい、降りられなくなった。
 擁壁が切れるところまでトラバースして、最後どうにかずり下った。

 赤岩廃寺行きは、次の課題になった。