静かな小天地
− 三ツ山 −

【年月日】

2020年5月7日
【同行者】 単独
【タイム】

駐車地点(9:55)−小沢入口(10:12)−鞍骨山(12:07)−三ツ山(12:32-12:59)
−土坂峠(13:56)−土坂トンネル駐車スペース(14:20)−MTB−駐車地点(14:35)

【地形図】 長又 万場 ルート地図(マウスホイールで拡大・縮小可)

 途中撤退もあり得るかと思い、土坂峠に自転車をデポして小川集落近くに軽トラをとめた。
 小川林道はおそらく、旧道を拡幅してつくられていると思われ、いずれも山道になるのだが、直進すれば小川峠を経て沢戸に通じ、左折すれば土坂峠を経て万場に出る。

 この日は、土坂旧峠道を歩いてみようと思っていたのだが、砂防堰堤らしきの工事が行われていて通行できなかったため、鞍骨山・三ツ山への破線路を歩いてみることにした。

名前不詳の滝(大きな写真)
塚山・雨降山(大きな写真)

 ヘアピンカーブのところが破線路の入口だが、踏みあとは皆無。
 名前のわからない沢沿いの道だが、地形図には左岸に道がついているように記載されているのだが、鹿道しか見当たらない。
 鹿道を拾って歩くより、沢の中を行ったほうがラクなので、とりあえず沢通し行く。

 すぐに小ゴルジュ。
 右岸の大岩を巻こうとしたが、下降不能で引き返して、水線通し通過。
 はじめからそうすればよかったのだが、ここで時間と体力をロスした。

 落石しそうな狭間を抜けると平凡な流れになる。
 8メートルほどの滝が唯一の見せ場だった。

 不詳なブル道を越えると、沢は二股になる。
 右の沢に入り、すぐに斜上するはずだが、踏みあとがまったくないので、ここは鹿道を利用してずり登る。
 まもなくしっかりした道が現れるが、上武秩父林道の手前でそれも消滅する。

神流湖と太田部1(大きな写真)
神流湖と太田部2(大きな写真)

 鞍骨山への破線路も存在せず、ブル道ができていた。
 ここはブル道に入る。

 ブル道は尾根の南側をトラバースしていくが、鞍骨山手前でブル道から離れて尾根に上がると、北側は植えられたばかりの広大な植林地で、防獣ネットが張られていた。
 目の前に塚山と雨降山。
 太田部の集落や城峯山。

三ツ山(大きな写真)
ミヤマイラクサ(大きな写真)

 関東平野や赤城山まで見えており、好展望と言えば言えるが、あまり美しくはない。
 冷たい風が吹いており、ゆっくり休めそうな場所がなかったので、そのまま三ツ山に向かった。

 三ツ山手前には、北側を巻くしっかりした道があったので、ついそちらへ引き込まれたが、ピークを過ぎてしまいそうなので、戻って尾根を直進した。
 ときどき露岩のある尾根を行けば三ツ山で、小さな石祠がおかれた好展望のピークだった。
 ここで大休止。

 露岩のピークを下っていくと、しっかりした踏みあとが出てくるが、どんどんトラバースしていきそうなので、尾根にずり登る。
 ここには2006年、ミスって来たことがある。
 あとは、以前来た道で、土坂峠まで下った。

 自転車は峠においてあるのだが、土坂峠旧道を行けるところまで下ってみた。
 トラバース道だが、かつて相当歩かれたのだろう、道型はまずまずしっかり残っていたが、上武秩父林道に出る寸前の壊れた小屋掛けのところで消滅した。

 堰堤工事が終わったら、小川から土坂旧道を歩いてみたい。