林道に埋もれる峠道
− 出牛峠・糠掃峠・間瀬峠 −

【年月日】

2018年2月12日
【同行者】 単独
【タイム】

野上駅(10:10)−出牛峠(11:11)−出牛(11:24)
−出牛峠(11:46)−糠掃峠(12:11)−不動山(12:43)
−大休止(12:49-13:23)−間瀬峠(13:45)−石宮(14:17)−樋口駅(14:46)

【地形図】 寄居 鬼石 ルート地図

 野上駅の駐車場は狭いが、310円でとめさせてもらえる。
 熊谷行きの電車が来るまで40分くらいあったので、野上から歩くことにした。

 街を抜けて、出牛への県道を行く。
 ゴルフ場入口の道標は変わらず立っていた。

 ヘアピンカーブのところから沢沿いの林道に入る。
 ここは以前、二度歩いたことがあるのだが、記憶はない。

出牛峠道の道標(大きな写真)
出牛側の道標は倒伏(大きな写真)

 長瀞高原ビレッチというヤブに埋もれた門柱のところで橋を渡り、山道に入る。
 両わきは孟宗竹の竹林だが、手が入っていないらしく、イノシシの楽園だ。

 ひと登りで出牛峠。
 地形図と位置が異なるのはどうしてだろうか。

 車道を行くのは本意でないので、421ピークを巻くつもりで北西へのしっかりした道に入る。
 ここではシイタケ屋さんがコナラを伐採していて、コナラの玉をクローラに乗せて運んでいるところだった。
 尾根がどんどん遠くなるので、これは巻き道ではないとわかったが、意外にしっかりした道なので、どんどん下ってみると、出牛集落に出てしまった。

石尊大権現(大きな写真)
二次林(大きな写真)

 登り返すのも疲れるのでもう帰ろうかとバスの時間を見ると、次のバスは3時間ほども待たねばならないのだった。
 やむなく正規の出牛峠道を登り返すことにした。
 正規の道と思われる道も地形図と異なるのだが、倒伏した古い道標があったので、現在の道が新道だとも言えないと思われる。

 出牛峠から今度は車道を行き、450メートル圏ピークへの破線路から山にとりつく。
 ここは道なし。
 尾根上が伐採されたところで展望が開けて、西側が見えた。

間瀬峠の庚申塔(大きな写真)
間瀬峠の馬頭尊石塔(大きな写真)

 峠道の消えてしまったらしい糠掃峠から再び車道歩きになる。
 不動山の肩からようやく、しっかりした山道になる。

 冷たい西風が強いので石尊大権現の前で休もうかと思ったが、思わしいスペースがなかったので、ピークを通過して先へ進んだ。
 石尊大権現の背後には数本のカシワの木が生えていた。
 これは何らかの意図を持って植えられたように思った。

石宮(大きな写真)
樋口から野上へ(大きな写真)

 はっきりしないピークを越えたところによい日だまりがあったので、大休止。
 風もいくらかおとなしくなったが、相変わらずひどく寒かった。

 間瀬峠からは林道を下った。
 石宮からは2日前に通ったのと同じルートだ。

 この日は樋口駅に駅員さんがいて、切符を売ってくれた。