いささか疲れてきたが、よい休み場がないので、品�р�通過して文殊峠まで歩いて大休止にした。
　ここに来たときには例外なく快晴だったが、この日もやはり快晴無風で、両神山や二子山がよく見えた。

　次の問題は安曇幹線303号鉄塔跡の先を左折できるかだったのだが、布沢峠の手前が伐採されていたのを鉄塔跡と勘違いして、そこを左折してしまった。
　ここは100パーセント、自分のミスだった。

　その先で図根三角点や別の三角点なども出てきたので、ルート取りに全く疑問を持たず、今まで歩いたことのない伊豆沢右岸尾根に入り込んでしまった。
　四等三角点と思えた地点からお船岩方面へ下るつもりでいくらか下り始めたが、地形がどうもおかしい。
　立ち止まって地図と首っ引きで調べて初めて、一本西の尾根を下ってしまったことに気づいた。

　現在地が判明し、地形図にはめざす柿ノ久保集落に至る破線路が記載されていた。
　そこで自分がトップに入って破線路を下ってみた。

　北へ左折する支尾根の道は見つからなかったが、最期は強引にずり下って、柿ノ久保に出ることができた。
　お船岩や32番寺見学することができなくなったのは残念だったが、とりあえず良しとして、大日峠へ向かった。

　大日峠で小休止し、小鹿野警察のバス停に着いたのは、バスが来る20分ほど前だったので、結果的にはオーライとなった。
　とはいえ、ずいぶんひどくミスってしまったので、気持ちは凹んでいた。