日だまり低山歩き
− 天宮尾根 −

【年月日】

2008年12月30日
【同行者】 単独
【タイム】

道の駅荒川(12:08)−小野原稲荷神社(12:50)−40番鉄塔(12:58)
−82番鉄塔(14:17)−熊野神社(15:05)−白久駅(15:15)

【地形図】 秩父、三峰 ルート地図

小野原稲荷の石垣
コナラの道

 適当な駐車スペースが見あたらないので、道の駅荒川村にトラックをとめて、日野鷺橋方面へ向かう。
 男釜女釜の道標ではまだ山に入らずに、車道を行く。

 その先の道から尾根にとりつく。
 このあたりは、コナラよりアラカシやアカガシが多い。

 左下に広い畑を見ると車道を渡って、小野原稲荷。
 例によって奈良時代の創建だという由緒書きがある。
 社殿はコンクリート作りだが、石垣は享保期に築造されたもので、城郭のように美しい。

 社殿わきの「奥宮参拝路」の道標に従って尾根に上がると、奥宮。
 覆屋の中に、三基の木製の祠がある。
 近在の小祠が合祀されたものだろうか。

若御子山・大反山
地面を歩くシジュウカラ

 ここからは尾根をゆるく登降していく。
 すぐに送電鉄塔。
 ここからは、武甲山や大反山がよく見える。

 さらにひと登りで80号鉄塔の分岐。
 国道わきの80号鉄塔入口は、害獣防止ネットが張られてしまったため、入りづらくなった。
 このあたりは、ピークを左右から巻いていくので、らくちんだ。

 81号鉄塔は展望がきかないのだが、その先の小祠からは、樹林越しながら熊倉山が正面に見える。
 ここからは、酉谷山の双耳峰もよく観察できる。
 祠のわきには「大天狗」と彫られた小さな石塔がある。

エナガが遊ぶ
大天狗の石塔

 葉を落とした雑木林では、シジュウカラやエナガが遊んでいた。

 82号鉄塔の前後は暗い植林地。
 左右に道が分かれるところは、左の83号鉄塔方面へ。

 しばらく巻き道を行くと、83号鉄塔の建つ支稜の分岐。
 今日は南へ下山しなければならないから、ここは鉄塔方面に入る。

見上げる天宮尾根
下郷熊野神社

 鞍部から上平集落に下る破線路があるはずだが、ここは消滅しているので、斜面を押し下る。
 下りきったところは日向沢の源頭で、堰堤工事の最中だった。

 あとは白久駅に向かって、歩いてきた尾根を眺めながら、ゆっくりと下るだけだった。