盛春の里山
- 大前から破風山 -

【年月日】

2006年4月30日
【同行者】 総勢22人
【タイム】

上沢辺バス停(9:13)−大前(9:33-9:43)−ノッキンボウ(10:10-10:17)
−破風山(10:35-10:45)−あずまや(10:50-12:30)−桜ヶ谷(12:55-13:00)
−皆野駅(13:50)

【地形図】 皆野 ルート地図

ノッキンボウ付近から天狗山を望む
大前山のトウゴクミツバツツジ

 皆野町営バスは、大パーティが乗ったために満員。
 運転手さんは、とても喜んだだろう。

 上沢辺バス停から、橋を渡って沢沿いのスギ林を行く。
 草花は少なく、ユリワサビ・ニリンソウ・ミミガタテンナンショウが咲いている程度。
 シャガのつぼみがたくさん出ていたが、北面のため開花には少し早いようだった。

 大前からは、モミジガサがたくさん出ていたので摘みながら行ったが、みんなとても速いので、ついていくのがやっとだった。
 サラシナショウマの若芽もちらほら出ていた。
 鞍部ちかくで周囲は雑木林に変わり、エイザンスミレやエンレイソウなども咲いていた。

 大前山へのとりつきで鎖場一ヶ所。
 年長者たちがこもごも裏妙義の悪夢を語るのを聞きながら、神像を見て大前山へ。
 山名板のわきのトウゴクミツバツツジがちょうど見ごろだった。

 二ヶ所の鎖場を下るとノッキンボウ。
 このあたりのやせ尾根はアカマツ林なのだが、枯れがずいぶん進んでいる。一方、ヤマツツジは七分咲き程度でなかなか見応えがあった。
 登山口ではツツドリが鳴いていたが、尾根まで来るとシジュウカラのさえずりが多くなった。

新緑まぶしい雑木林
ヤマツツジ咲く桜ヶ谷集落

 ほぼ予定通りに破風山着。
 山頂のヤマツツジがたいへんみごとに咲くなか、ザックを下ろす。
 アゲハチョウが激しく飛翔していたので写真に撮りたかったが、なかなか止まらなかったため、とても撮れなかった。

 合流予定地のあずまやに着くと、風戸から登ってきた仲間たちが、すでに炊事にかかっていた。
 さすがに年長者の手際はすばらしい。
 このグループは、埼玉県の高校でトップクラスのチームワークではなかろうか。
 わいわい言いながら、22人分の食事を小1時間ほどで作ってしまったのはたいしたものだ。

 帰りは、地元の人に先頭をお願いした。
 桜ヶ谷からは、展望台経由のルートを案内してもらった。
 ここは斜面いっぱいにヤマツツジが咲いていて、眼下に桜ヶ谷の集落、遠景に大田田んぼを望む絶景地だった。
 皆野駅からは臨時列車が出ており、すぐに乗ることができてよかった。