午後になってから、近くの峠道を散歩。
本屋でROMした古洞峠から大日峠への道を歩いてみた。
小鹿野町営バスの古洞入口バス停近くに自動車をとめ、天司嶽ハイキングコースと書かれた道標に従って車道を行く。
かつては野菜など作っていたらしい畑には、タラノメが栽培されていた。
途中からは未舗装となるが、ガードレールはまあたらしい。
二十分ほど行ったところで、札所三十二番へと書かれた木製の道標。
ここから山道。
五分ほどで古洞峠。
クアパレスおがのとは、最近できた町営温泉で、なかなかにぎわっているところだ。
峠道周辺は蛍光ピンクの測量に使ったビニルテープがいたるところに結んであり、車道工事がすぐそばまで迫っていた。
十分ほどの下りで、札所三十二番近くの集落。
消え残った雪の見られる庭先で、早咲きの梅がちらほら咲いていた。
札所の入口を過ぎてしばしで、柿ノ久保集落の大日峠の入口。
風化した石仏や六十六部と彫られた石塔を見ながらスギ林の中をゆるやかに登る。
六十六部とは、法華経六十六部を筆写し、全国六十六ヶ国の寺院に納経して廻る人のことという。
思ったよりも長い登りで大日峠。
大日様とおぼしき神像が二体。
どうみてもこれは不公平ではあるまいか。
かたわらには、大正八年一月に建設された石の道標。
秩父の峠道には、このような石の道標がとても多い。
凍結した道を注意しながら下っていくと、すぐに小判沢の源頭。 |