またも春雪の南大菩薩
【年月日】 |
2016年3月25〜26日 |
【同行者】 |
全部で9名 |
【タイム】 |
3/25 大和天目山温泉(10:10)−林道分岐(11:13-11:23)−湯ノ沢峠避難小屋(12:30)
3/26 湯ノ沢峠避難小屋(5:45)−大蔵高丸(6:34-6:45)−破魔射場丸(7:15)
天下石手前(7:58-8:05)−大谷ヶ丸(9:03-9:12)−滝子山(10:45-11:10)
−桧平(11:55-12:05)−水場(12:57-13:07)−初狩駅(14:25)
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【地形図】 |
大菩薩峠、笹子、大月 ルート地図
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前日にいくらか雨が降ったのだが、朝は快晴だった。
だが、中央本線の車窓から、大菩薩連嶺が白く冠雪しているのが見えたときには、ひょっとしてラッセルになるのではないかという気がした。
一週間前にはほとんど雪のなかった滝子山も、冠雪していた。
かつて、甲斐大和からやまと天目温泉に行くバスから見える里山が白かったこともあった。
それでも積雪は大したことがなかったから、ワカンが必要なほどの大雪ではあるまいと思いながら、歩き始めた。
林道が分岐するやや手前の陽だまりで小休止。
林道終点では休まず、ストックを出すだけで行動を続けた。
登山道に入るとまもなく雪が出てきたが、軽アイゼンを出すほどでもなかったので、ストックでバランスをとりながら登高した。
渡渉が数回。
さほどきつい思いをすることなく、湯ノ沢峠避難小屋に着いた。
大菩薩峠方面から下ってきた二人づれの若いハイカーがいたが、これから下山するとのことだったので、とりあえず荷物を小屋の中に入れて、ひと休みした。
水場は細いながらも、よく出ていた。
食事の片付けが終わったところで、焚き火でもと思って外に出ると、空は曇っており、小雪が舞い始めていた。
最初は一時的な風花かと思ったが、雪は次第に本降りとなり、周囲が白くなり始めた。
焚き火もできず、眠くなってきたので、シュラフに入るとすぐに眠ってしまった。
夜中に何度かトイレに出かけたが、大雪ではないものの、降雪はやまず、林道にも数センチ積もっていた。
翌朝もまだ、いくらかちらほらしていたが、ずいぶん小止みになっており、歩き始めると雪はやんだ。
大蔵高丸には、とてもいい時間に着いたのだが、もちろん展望は皆無だった。
雪がもっとも深いのはここの登りだろうと思っていたのだが、積雪はやはり、大したことがなかった。
周囲が明るくなってくると、ハマイバ丸あたり雑木林に着雪して、とても美しい景色を見ることができた。
天下石を過ぎると、周囲もいくらか晴れてきて、大谷ヶ丸や滝子山が望めるようになった。
下界はずいぶん明るかったので、市街地は晴れているように見えた。
滝子山への最後の登りはなかなかきついのだが、さほど苦労することもなく登り切って大休止。
さすがここには、ハイカーが登ってきていた。
パーティの一人のブレーキで時間を食ってしまったように感じたが、初狩駅に着いたのは、3年前に比べて40分遅れくらいだったから、途中まではかつてないハイスピードだったのかもしれない。
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