晴れ予報だったので、また富士山を眺めに出かけた。
やや出遅れた上、自転車を積んでこなかったし、途中のコンビニで眠ってしまったし、出発しようとしたら時計を忘れてきたのに気がついた。
そのため、お坊山から大鹿峠への周回コースは最初から断念。
ピストン山行のつもりで矢立の杉入口を歩き出した。
登山道は地形図にあるのとちがい、笹子雁ヶ腹摺山へ向かって尾根を忠実に登っていく。
植林地と雑木林の境界だが、コナラの落ち葉がたくさんたまっていて、気分がよい。
足元には、コウヤボウキやオケラの枯れた花がら。
ひたすら登っていくと、スギ林越し、右前方に形のよいピークが望まれる。
さほど遠くないので、一気に山頂まで登りきった。
快晴だが、富士山周辺だけは雲がかかっており、すそ野しか見えなくて残念。
概念図
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でも、南面に腰を下ろすと、風もなくて暖かかった。
けさの最低気温が氷点下6.4だったことを考えると、うそのようだ。
ゆっくり休もうとしていたら、背後から犬のけたたましい吠え声が聞こえ、こっちに向かって走ってきた。
跳びかかろうとするので身構えると、飼い主とおぼしき男性が来て取り押さえようとするが、犬はなかなかつかまらず、そこらを走り回りながらなおも吠えかかる。
うなりながら近づいてくるので、手をあげて威嚇すると飼い主に「そんなことをするから吠えるんだ」と文句を言われた。
犬連れハイカーが行ってしまうと、ピークは静かになったので、ホットワインを飲みながら大休止。
すわっていると眠くなるほど、いい日だまりだった。
帰りは来た道を戻った。