展望の山から地球の歴史をのぞく
- おかめ山 -

【年月日】

2025年3月26日
【同行者】 単独
【タイム】

諸沢四区集落センター(14:03)−おかめ山(14:15)−地割(14:24)
−西金砂神社(14:40)−諸沢四区集落センター(15:10)

【地形図】 大中宿 山方 ルート地図

 地割への県道が通行止めだったので、林道から迂回。
 けっこう狭い道だった。

中島藤右衛門家長屋門
大ケヤキ

 四区集落センターの入口に、中島藤右衛門翁墓という石柱があった。
 ちょっと寄り道で、中島藤右衛門の墓にお参り。

 この前奥久慈に来たときには、中島藤右衛門を神として祀る蒟蒻神社に行ったのだった。

 地割集落の中ほどに、藤右衛門の生家があった。
 立派な長屋門を持つ、いかにも豪農らしい屋敷だった。

 屋敷には、一反歩ほどもあろうかと思われる広い庭畑がきれいに耕されていた。
 人家は少なく、ほんの数軒が暮らされているようだった。
 かつてはもっと賑やかだっのかもしれないが、それでも畑として利用可能な土地は少なく、もちろん田んぼは作れない。

 中島家はこんにゃく粉製造法を発明して成功するまでは、山間のこの地で草分け百姓として勢力を持っていたのだろう。

 北への枝道に入ると、女性が草むしりをしていたので、立ち話少々。
 おかめ山で落ちた人がいて、ヘリコプターが二つ飛んできた話など聞いた。

奥久慈の山並み
地割

 その先の真竹の林から山に入る。
 まずまず急登だが、すぐに尾根上。

 杉も植えられているが、おおむね感じのよい雑木林。
 ケヤキやヤマザクラの大木もある。

 登降しばしでおかめ岩。
 奥久慈の低山というか、丘陵の連なりが一望できる。

 ここからは火山角礫岩の尾根を行く。
 ほぼずっと好展望なのだが、黄砂と花粉と靄の混じった空気のため、すべてが霞んでいた。
 ここで大休止。

大栗
西金砂神社

 来た道を戻り、地割への下山道を見送って、地割へ。
 ここは不鮮明な道かと思っていたが、しっかりした登山道だった。

 低山だけに、登り下りはそこそこ激しい。

 地割は数ヶ所あり、もっとも顕著なのはブリッジ状の鞍部の下が裂けてトンネルになっているところだった。
 どうしてこのような地形が作られたのだろうか。

 地割からさらに南下して、西金砂神社の鳥居。
 参道をを兼ねた杉・シラカシ・スダジイ(?)の大木がある。

 山頂に立つ神社は、やはり好展望。
 これは多分奥の院で、本社はもっと下にあると思われる。

シラカシ
ヤブ沢のミツマタ

 下山は、鳥居のところから広い道を下る。
 そのまま行くと別の集落に下ってしまうので、途中から地割集落への道に入る。

 地割への林道まではすぐだった。

 国道へ出る途中に、ヤブ沢のミツマタの看板があったので、立ち寄り。
 狭い谷いっぱいにミツマタが咲いていて、壮観だった。