計画段階からミスっていた
- 足尾山から加波山 -

【年月日】

2021年11月4日
【同行者】 単独
【タイム】

御岳山登山口(7:28)−MTB−加波山神社(8:38)−足尾山(11:03-11:31)
−一本杉峠(11:54)−加波山(12:46-12:50)−燕山(13:19)
−加波山神社(15:09-15:11)−MTB−御岳山登山口(16:03)

【地形図】 水戸 ルート地図 (マウスホイールで拡大・縮小 青線は自転車走行)

 御嶽山登山口に自動車をとめて、自転車で長岡の本宮方面へ走る。
 快晴でかなり暑い。

 最初は県道を行ったが、途中からつくば霞ヶ浦りんりんロードに入る。
 この道は平坦で路面もよく、自転車と歩行者しか通らないので、快適に走ることができる。
 ひこばえの出た田んぼ越しに、加波山を始め、筑波連山ががよく見える。

 ちょいちょい休みながら加波山神社本宮近くまで走り、路傍に自転車をロックした。
 まずは足尾山へ向かう。

つくば霞ヶ浦りんりんロード(大きな写真)
長岡・加波山神社本宮(大きな写真)

 しばらく車道を行き、採石場あとから沢沿いの山道に入る。
 かなり広い道で、バイクの轍がついていて、やや滑る。

 沢から離れると、地形図の破線からも外れて、雑木林を穏やかに登っていく。
 野鳥の声も多い。

 傾斜も緩いのに、ずいぶん疲れてしまい、何度か腰を下ろした。
 気息奄々の状態でようやく車道。
 ようやく息をついた。

加波山(大きな写真)
足尾神社(大きな写真)

 道標に従って、足尾神社への分岐を入る。
 石段を登って足尾神社。
 奉納されたものか、義足やランニングシューズが山積みになっていた。

 修験系神社によくある登拝記念碑の中に、水戸駅構内人力車組合によるものがあって、目を引いた。
 足尾山の山頂には小石祠があって、周囲が伐られており、展望絶景だった。
 ここで大休止。

水戸駅構内人力車組合の登拝記念碑(大きな写真)
筑波山(大きな写真)

 ゆるく下ると車道を突っ切り、トラバース道になる。
 尾根道があったかもしれないが、疲れていたため、登っていく気にはならなかった。

 再び車道に出て、そのまま一本杉峠。
 峠の斜面に杉が生えているが、さほど大きな杉ではない。

リンドウ(大きな写真)
ミヤマシキミ(大きな写真)

 ここから加波山への登り。
 よたよた登っていくが、雑木が多くて、風情はよい。
 下生えのミヤマシキミの実がきれいに色づいていた。
 名残のリンドウがひと株。

 丸山のピークを巻くと、風力発電機が二基。
 ここでツチスギタケの群生を見た。

ツチスギタケ(大きな写真)
加波山神社(大きな写真)

 また車道に出ると、小さな水たまりのそばに、自由の楷という石碑とモニュメント。
 これはなんだろうか。

 石碑には、「加波山は古代から伝誦の多い信仰の霊山であり、自由民権発祥の地として誇り高い歴史を刻んでいる。ここに改めて真の自由とは何かを心に問うよすがとなれば幸いである」と刻まれている。
 書いたのは岩上二郎という政治家だが、内容は、ほぼ意味不明。

 ここから再びやや長い登りで、汗をかく。
 山頂神社が近くなると、近在の講中による登拝碑や小祠が多くなる。
 神社を過ぎて、旗立石のところで短い小休止。

 ここで早くも、13時前。
 歩き始めてから6時間経過して、予定の行程の半分を歩いていない。
 完全に計画ミスだった。

 燕山から植林が増えてくる。
 御嶽山まで行く気力がなくなったというか、まず無理と思ったので、西側の林道に降りて、自転車をデポしたところまで戻ることにした。

 りんりんロードは帰りも快適だったが、最後は完全にバテた。