三年ぶりの弥彦山
−田ノ浦から−

【年月日】

2023年3月15日
【同行者】 単独
【タイム】

駐車地(10:34)−田ノ浦(11:03)−登山口(11:17)
−弥彦山(13:22)−スカイライン(13:40-14:14)−田ノ浦(15:22)
−駐車地(15:50)

【地形図】 弥彦 ルート地図

 402号が長期全面通行止めだということを知らずに登山口へ北上してきてしまった。
 西生寺コースから登れないことはないが、この日は田ノ浦から登りたかった。
 警備員の方に徒歩だが通してほしいと交渉したら、ありがたいことに許可してくれた。

佐渡
カタクリ

 しばらく国道を行く。
 山の崩壊により岩が道路に散乱しており、この復旧はかなり大変ではないかと思われた。

 花粉が飛んでいるため、ややもやっているが、まずまずよく晴れており、国道からは佐渡がよく見えた。
 日本海と佐渡は美しいが、足元には大量の流木とゴミが山積みになっており、美しくなかった。

 けっこう歩いて、田ノ浦海岸。
 広い駐車場だが、自動車はとまっていない。

 宝川沿いの道に入り、山へ向かう。
 舗装が終わってしばしで登山口の駐車場。
 ここには数台がとまっていた。
 これは登山者のクルマだろうと思ったが、大きな捕虫網を構えた人がヤブから出てきたので、ギフチョウハンターたちが来ていたのかもしれない。

キクザキイチゲ
キクザキイチゲ

 雪代が入っているためだろう、宝川は、よい流れだった。
 山道になると、ナニワズ・キクザキイチゲ・カタクリなどの花が目に入った。
 いかにも早春の渓らしく、水がキラキラ輝いていた。

 谷沿いをずっと行く。
 斜面にはオオミスミソウも咲いていた。

 流れが細くなると、斜面にとりつく。
 明神沢の滝は、落差30メートルほど。二条の美瀑だ。
 ここは、鎖の下がった右岸を急登する。

 ここからは斜面のトラバースとなり、キクバオウレンがすこぶる多くなる。
 最後の水場になりそうな流れを横切ると、小尾根の上に出て、やや急に感ずるひと登りでスカイラインに出た。

オオミスミソウ1
オオミスミソウ2

 けっこう疲れたが、もう少し登って山頂へ。
 ここまで登山者には会わなかったが、舗装された頂稜に出るとたくさんのハイカーが歩いていた。
 山頂付近からは、広大な蒲原平野から飯豊連峰・粟ヶ岳・守門岳などが一望できた。

 この前来たときには、山頂神社近くで大休止したのだが、火気使用禁止の看板が目に入ったので、回れ右して、スカイラインまで下って大休止にした。
 朝は寒かったが、気温が急上昇して、残雪は多いが風情は春爛漫だ。

キクバオウレン
飯豊連峰

 帰りは来た道を戻った。