紅葉の尾根
−鋸尾根から飯士山−

【年月日】

2014年10月15日
【同行者】 単独
【タイム】

湯沢中央公園(7:40)−神弁橋(8:10)−標尾ノ頭(9:26)
−飯士山(10:54-11:35)−岩原スキー場登山道入口(12:04)−湯沢中央公園(12:51)

【地形図】 越後湯沢 ルート地図

 両登山口がやや離れているので、中間あたりの湯沢中央公園に自動車をとめた。
 まずは神弁橋登山口に向かって、広い道路を行く。
 雲が多く、山の頂稜もガスに隠れている。

 神弁橋の釣り堀は、看板は大きいわりに小規模なところだ。
 それでも平日なのに、お客らしき数人の人影が見えた。

 登山口からしばらく、沢沿いを行く。
 草ヤブが茂っていて、朝露がズボンを濡らす。

 よく育ったスギの小尾根から山にとりつく。
 トラロープの張られた急登である。

 ぐるっと回りこんで尾根の上に出ると、浅い雑木の二次林だった。
 傾斜はやや緩むが、それなりの登りが続く。

ナメコ(大きな写真)
ヤマウルシ紅葉1(大きな写真)

 尾根の上では、ヤマウルシが美しく色づいていた。
 ミズナラの立ち枯れには、ナメコが出始まっていた。

ヤマウルシ紅葉2(大きな写真)
ヤマウルシ紅葉3(大きな写真)

 標尾ノ頭を過ぎると露岩が出てきて、展望が開けるのだが、飯士山の頂稜は相変わらずガスに包まれていた。
 好展望の露岩帯をしばらく行き、826メートル標高点を過ぎると、鋸尾根の核心部がよく見える。
 急傾斜な尾根の登り下りが続いて、難儀そうな印象だった。

ムキタケ(大きな写真)
タカノツメ黄葉1(大きな写真)

 ここからの登りでは、タカノツメの黄葉がみごとだった。
 危険箇所は特にないが、登り下りはそれなりに堪える。
 最後のひと登りで、岩原コース登山道に出た。

タカノツメ黄葉2(大きな写真)
タカノツメ黄葉3(大きな写真)

 地形図を見ると、飯士山まで一投足なのだが、ここから望む山頂はずいぶん高かった。

 ヤマウルシの紅葉を愛でながら登っていくと、奥添地の分岐。
 この道は、リフト終点らしき建物の建つピークへ向かうのだろうか。

ナメコ炒め飯(大きな写真)
スキー場から鋸尾根を望む(大きな写真)

 ここから飯士山へはすぐだった。

 天気はかなりよくなってきたが、巻機山には雲がかかっており、谷川連峰は雲に逆光でよく見えなかった。
 誰もいない山頂で大休止。
 少々長めの休みをとっているうちに大源太山あたりまでは見えるようになったが、巻機山の雲はとれてくれなかった。

 帰りは、岩原コースを下る。
 こちらもなかなかの急傾斜の尾根だが、あっという間にゲレンデに出てしまう。
 なだらかだが趣のないゲレンデを下って、中央公園に向かった。