今年も角田山
−宮前コース〜桜尾根コース−

【年月日】

2014年4月7日
【同行者】 2人
【タイム】

角田浜駐車場(9:13)−宮前登山口(9:37)−角田山(11:56-12:42)
−角田浜駐車場(14:26)

【地形図】 角田山 ルート地図
【他の角田山コース】

浦浜コース・灯台コース
桜尾根コース・湯之腰コース
ほたるの里コース・五ヶ峠コース
稲島コース・五りん口コース
桜尾根コース・立岩口コース
宮前コース・桜尾根コース
小浜コース・桜尾根コース
桜尾根コース・五ヶ峠コース

 絶体絶命的に時間がないのだが、角田山に出かけた。

オオミスミソウ1(大きな写真)
オオミスミソウ2(大きな写真)

 五ヶ浜海岸の駐車場に自動車をとめた。
 まずまずよく晴れており、霞んではいたが、佐渡が見えていた。

 ここに車をとめる人は、灯台か桜尾根から登るんだろうと思うが、宮前コースから登ろうと思っていたので、国道をしばらく歩いた。
 海岸沿いに植えられたクロマツが大量に枯死していて、なにかよからぬ事態が起きていることが理解された。

オオミスミソウ3(大きな写真)
オオミスミソウ4(大きな写真)

 直売所のような建物のわきから、山に入る。
 尾根の長辺の末端から登るので、傾斜は緩く、花数は多くないが、最初からオオミスミソウを見ることができた。
 前日が冬型だったので雨が降ったと思われ、花が傷んでいるかなと思っていたが、それほどでもなかった。

オオミスミソウ5(大きな写真)
オオミスミソウ6(大きな写真)

 登り始めてすぐに、鳥之子神明社の分岐。
 そちらに入ってみると、神社前の小さな湿地に、ミズバショウなんかが咲いていた。

オオミスミソウ7(大きな写真)
オオミスミソウ8(大きな写真)

 ゆるやかな登りがさらに続き、尾根上はカタクリの花だらけとなる。
 今年はじめて見るカタクリだが、すぐに目が慣れてしまった。

オオミスミソウ9(大きな写真)
オオミスミソウ10(大きな写真)

 しかし、一見よさそうに見えるカタクリも、よく見ると痛み始めている個体のほうが多い。
 目が悪いので、写真に撮ってみないと花の細部がわからないのも、やや悲しい。

オオミスミソウ11(大きな写真)
オオミスミソウ12(大きな写真)

 三角点ピークを過ぎ、登りがややきつくなってくると、ショウジョウバカマが多くなる。
 下部のショウジョウバカマは、トウが伸びきったものがほとんどだったが、上部ではちょうど見ごろの個体が多かった。
 角田山でこんなにたくさんのショウジョウバカマを見た記憶は、ちょっとない。

ミズバショウ(大きな写真)
キクバオウレン(大きな写真)

 湯之腰コースが合流する山頂の手前は、けっこうな急登であるが、それも少しで、山頂広場に飛び出す。
 平日にもかかわらず、広大な山頂は、ハイカーだらけだった。

ユキツバキ(大きな写真)
エンレイソウ(大きな写真)

 なるべく風のこないところを選んで腰を下ろし、大休止。

ミチノクエンゴサクに似た花(大きな写真)
キクザキイチゲ(大きな写真)

 帰りは桜尾根コースを下った。
 ここは角田山登山コースの中で、花の数が最も多いと思う。

普通のカタクリ(大きな写真)
白いカタクリ(大きな写真)

 最下部は、昨年来たときに登山道を整備していたのだが、オオミスミソウの数が爆発的に増えたような気がする。
 ことによると、補植されているのかもしれない。
 それにしても、みごとな花の道だった。