−ネズモチ平から桜ゾネ周回− |
【年月日】 | 2012年6月30日 |
【同行者】 | Uさん |
【タイム】 |
駐車した場所(9:43)−ネズモチ平登山口(11:12)−前岳直下(14:00-14:25) |
【地形図】 | 守門岳 ルート地図 |
昨年、鬼ヶ面山まで行ったのだが、浅草岳に届かなかったので、今回は、浅草岳北面からラクなコースを周回しようと考えた。
やむなく、左沢出合あたりに自動車をとめて、登山口まで歩いたが、車道歩きは思ったより長く、ネズモチ平の登山口に着くまで1時間半もかかってしまった。
記録を見ると、ネズモチ平からの登山道を登るのは、22年ぶりだ。
今回は、登山口周辺から下部にもちろん雪はなく、最初は平坦な道を淡々と行く。
足元に咲く花も少なく、ユキザサ・ズダヤクシュ・ホウチャクソウ・ツクバネソウ・トリガタハンショウヅル・シオデ・ギンリョウソウなど、ほとんど目に入らないような花ばかりだった。
サンカヨウやツバメオモトは既に実になっており、シライトソウは花茎を立ててはいたものの、咲いているのは一つもなかった。
傾斜が急になるとむしろ、風通しがよくなって、涼しくなる。
ネマガリタケのヤブを抜けると前岳直下で、ミツバオウレンの咲く三叉路である。
ここまで来れば、涼しい上、登りはほとんどなくなる。
ここからは、イワカガミ・ゴゼンタチバナ・ミツバオウレン・ツマトリソウ・イワイチョウ・ワタスゲ・ウラジロヨウラクなどを眺めながらの稜線漫歩となる。
ずいぶん雲が出てきてはいたが、降り出しそうな気配はなく、鬼ヶ面山・田子倉ダム周辺・駒ヶ岳など近くの山々から飯豊連峰に至るまで、360度の展望を得ることができた。
ゆっくりしていたいが、時刻はすでに15時を回っていた。
前岳からカヘヨボッチまでは、ほぼ平坦な道を行く。
カヘヨボッチを過ぎると、ルートは、潅木帯からブナ林に沈んでいく。
ブナの大木も見られるのだが、尾根筋以外は伐られているせいか、枯れているのが多い。
桜ゾネ口からネズモチ口までの林道は、かつての面影がないほど荒れ果てていた。
ここではサンカヨウもまだ、咲いていた。
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