五ヶ峠の駐車場に自動車は一台もなし。
平日なので閑散としているのだと思った。
自転車で下る林道の道ばたにはキクザキイチゲが点々と咲いているが、花びら(じつは顎片)は開いていない。
ほたるの里近くの駐車場に自転車をおいて登山道に入る。
周囲はオオミスミソウの植栽地になっていて、白い花が咲いているのが見えた。
トキワイカリソウが早くも白い花をつけており、白とブルーのキクザキイチゲも咲いていた。
ちなみに4月6日の誕生日の花がイカリソウで、花言葉は「君を離さない」だそうだ。
お寺を抜けて小尾根に上がると、道の両側にカタクリの群落が延々と続く。
今にも咲きそうなほどふくらんだつぼみが祭り提灯のようにぶら下がっているが、曇り案配で冷たい風が吹いているので、開いてないのが多い。
カタクリ以外の花はあまりなく、カンアオイの葉っぱが目立つ程度。
小さなエンゴサクが強風に揺れていた。
角田山を巻町側から眺めると、おおむねスギの植林地なのだが、登山道のわきは二次林になっているところが多い。
三角点からやや下って、五りんコースの道を合わせるまでは緩やかに登下降。
カタクリが次第に少なくなってくる。
最後の登りはずいぶんな急登。
山頂に雪はまったくなく、ハイカーの姿も見えなかった。
風が強くて寒いので、健養亭に入って大休止。