初日は、天気が悪いため、守門岳登山口近くの布引の滝などを見ただけで、幕営。
翌朝は、雨はやんでいたが、相変わらずガス。
自動車でネズモチ平の浅草岳登山口へ移動して、5時半ごろ出発。
しばらくは平坦だが、ちょっと大きな沢を飛び石伝いに渡ったあたりから傾斜が出てきた。
ショウジョウバカマやトクワカソウの咲く中を急登していくと、後方に守門岳のがすばらしい。
約1時間登り、左手に雪渓があらわれ、展望がいっきに開けたところで小休止。
ムラサキヤシオとタムシバが赤と白のコントラストをなしている。
雪渓は大きく落ち込んでおり、部分的にはブロック雪崩になりそうなところもあった。
上部ではツバメオモトの白い花が開こうとしていた。
カヘヨボッチは晴れているが、前岳の方はヶス。
道のそこここにカタクリの花があらわれると、前岳直下の広い雪原。
キクザキイチゲ
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浅草岳へはピークを巻き、雪原を横切っていく。
木道が露出したところにくると、浅草岳のピークに立つ立て札が見えた。
ガス巻く山頂に着いたのは、8時過ぎ。
展望は360度のはずだが、ガスのため何も見えない。
頂上でビールを飲んでいると、同じコースから地元の人らしき登山者が二人登ってきた。
ガスが晴れると、鬼ヶ面山の岩壁が見えたり、未丈ヶ岳やその向こうの荒沢岳などが見える。
頂上をすこし田子倉方面に下ってみると、一面にカタクリの花。
約1時間待ったが、ガスが晴れないので、下山にかかる。
下山は、桜ゾネへの尾根コース。
カヘヨボッチも展望のよいピークなので、腰をおろさずにはいられない。
マンサクの花がちょうど咲いているところだった 。
明るい樹林におおわれた尾根の下りとなるが、コシアブラが多い。
道に雪がなくなってきたころ、林道に飛び出す。
道の左上には、キクザキイチゲのむらさき色の花が、雪が解けたばかりの地面に宝石をばらまいたように咲いているのは、すばらしかった。
すこし大きな沢を渡るところで、ブロック雪崩。
スノーブリッジをぶちぬいて、雪面に大穴をあけるのもある。
あれに当たったら即死だろう。
自動車をとめていたあたりでは、地元の人らしき人々がおおぜいピクニックにきていた。