静かな北八ツ
−亀甲池から双子池−

【年月日】

2017年8月6日
【同行者】 単独
【タイム】

蓼科山駐車場(6:39)−竜源橋(6:58)−天祥寺平(8:23)−亀甲池(8:44-9:06)−双子池(9:37-9:41)
−大河原峠(10:34)−天祥寺平(11:07)−竜源橋(12:19)−蓼科山駐車場(12:38)

【地形図】 蓼科 蓼科山  ルート地図

イチヤクソウ(大きな写真)

イチヤクソウ(大きな写真)

 竜源橋にも駐車スペースがあることを知らなかったので、蓼科山登山口の駐車場から歩き始めた。

 幅広い作業道をしばし行って、左へ登っていく登山道に入る。
 滝ノ湯川の右岸高く登ってようやく、平坦な道になる。

イチヤクソウ(大きな写真)

ミニのギボウシ(大きな写真)

 ウツボグサ・チダケサシ・カラマツソウなどが少しばかり咲いていた。
 平坦路になると、イチヤクソウが多くなる。
 ハイカーは少なく、苔むした森の中を逍遥する気分である。

水の少ない亀甲池(大きな写真)

双子池(大きな写真)

 将軍平の分岐を過ぎてしばらくで、天祥寺平。
 ここは亀甲池方面への道に入る。
 ゆるく登っていくと、水のほとんど枯れた亀甲池に着いた。
 二時間歩いたので、ここで大休止。

 何人かのハイカーが通り過ぎていくが、やはり静かだ。
 腰を上げて双子池へ向かう。

 濡れた石がゴロゴロしていて歩きにくいが、すぐに雌池。
 こちらは湖水を満々と湛えているが、水位は、いつか来たときより多少低かった。

ハクサンフウロ(大きな写真)

ワレモコウ(大きな写真)

 双子池ヒュッテのわきから双子山への登りにかかる。
 この日の最も長い登りだが、一時間もかからずに山頂草原に着いた。

 以前は花の咲き乱れる草原だったのだろうが、今は見る影もなく、ハクサンフウロが遠慮がちに咲いているだけだ。
 林業家が膨大な面積を鹿よけネットで覆っている費用と手間を考えれば、公的な機関が防獣網を設置するのは、はるかに容易なのではないかと思うのだが、どうなんだろう。

アオスズラン(大きな写真)

アオスズラン(大きな写真)

 大河原峠から登ってきたらしい人間や犬がたむろしていたので、そのまま大河原峠まで下る。
 峠の駐車場はいっぱいで、ここにも人が溢れていた。

アオスズラン(大きな写真)

苔むす森(大きな写真)

 廃屋になった小屋のわきから天祥寺平へ向かって下る。
 おおむねササ原の緩やかな下りで、アオスズランがそこここに咲いていた。

苔むす森(大きな写真)

アサギマダラ(大きな写真)

 あとは来た道を下るだけだった。
 駐車場近くでは、アサギマダラが乱舞していた。