奥美濃の展望
−金糞ヶ岳−

【年月日】

2023年7月26日
【同行者】 単独
【タイム】

林道登山口(6:50)−金糞ヶ岳(7:42-8:20)−白倉岳(8:50)
−金糞ヶ岳(9:22-9:25)−林道登山口(10:00)

【地形図】 近江河合 ルート地図 (マウスホイールで拡大・縮小)

 アプローチの林道が長いのでやや不安だったが、道幅もまずまず広く、順調に走れた。
 鳥越峠からさらに進んで、岐阜県側登山口へ。

奥美濃
ウラナミシジミ

 登山口の標高がけっこう高いので、下界と比べてずいぶん涼しい。
 少し登れば、早くも尾根の上だった。

 ブナ壮年林。
 かなり以前に伐られてから放置されている感じ。

 傾斜がゆるいのは助かるが、展望なく、花もきのこもない。
 涼しかったのは登山口だけで、あっという間に汗が吹き出す。
 途中、東側の展望地あり。

 一時間もしないで金糞ヶ岳。
 北側の展望がよい。
 形のよいのは蕎麦粒山か。

 陽射しを遮る場所はないが、ここで大休止。

クロマメノキ
オトギリソウ

 時間があるので、白倉岳へ足を伸ばした。
 こちらはヤセ尾根で、根曲がり竹の密生が切れると、好展望。

 伊吹山や琵琶湖方面がよく見えた。
 暑すぎて陽炎のような空気に遮られて、琵琶湖ははっきりとは見えなかった。

 この尾根には、クロマメノキやスノキの実ができており、ホツツジが盛んに咲いていた。

 帰りは、来た道を戻った。

ブナ林
玉泉寺

 下山後、まずは虎姫町の玉泉寺へ。
 元三大師が本尊だというが、暑いので、声をかけるのがはばかられた。
 とりあえず、お参りだけ。

八幡神社の野神ケヤキ
渡岸寺

 次に、高月町の渡岸寺へ。
 こちらには国宝の十一面観音がある。

 これは非常に美しい観音だった。
 天平時代の作とあったが、ボディラインは、同時代の薬師寺日光・月光菩薩とそっくりだった。
 参詣者が誰もいなかったので、とてもていねいに説明していただいてありがたかった。

 渡岸寺のすぐ北の野神ケヤキも見に行った。
 呆然とするほど巨大な欅で、神と呼ばれるのもむべなるかなと感じた。