富川から猪背山

【年月日】

1999年1月3日
【同行者】 2人
【タイム】

富川会館(9:20)−猪背山(10:45)−林道終点(11:25)
−納所(11:40)

【地形図】 朝宮

勢多川漁協の看板

 納所バス停に自転車をデポし、富川会館裏から山にとりついた。
 ここには、登山口を示す道標はなし。

 里山らしく常緑樹が多い。
 植えられた桧と、アセビ、シキミ、ヒイラギ、サカキ、ヤブツバキ、カシ類がヤマザクラやコナラ、クヌギ、リョウブと混生している。
 アカマツはずいぶん枯れているが、これは自然に枯死したもののようだ。

 足下には風化して表情さえ読めなくなった石仏。
 えらく地味な山だが、見るものはそれなりに多い。

 樹相がやや複雑なせいか、野鳥の声が多い。
 地鳴きなので判別はできないが、何種類かが棲んでいるようだ。
 かと思えば、登山道わきでキツツキのドラミング。
 目をこらすが、姿は見えなかった。

 群生したウラジロの緑が目に清々しい。

 ずいぶんゆっくり登ったが、ほどなく展望のない山頂。
 汗もほとんどかかなかった。
 ここは、お茶休みだけ。

 下山は、納所への谷を急降下。
 山頂から林道終点までは20分ほどだ。

 このへんは暖かなせいか、アケビの葉が枯れずに残っていた。

 犬の吠える声が聞こえたと思ったら、ライフルを持ったハンターが三人。
 これから猪背山へシシやシカを撃ちに行くのだそうな。
 道ばたのフユイチゴを摘んでいく気にもなれなかった。