繖山から安土城

【年月日】

1996年1月3日
【同行者】 2人
【タイム】

駐車場(13:10)−観音正寺(13:40)−繖山(14:00)
−安土城天守(15:55)−安土城城跡(16:50)

【地形図】 八日市

繖山の石仏

安土城趾の石垣

 楽市楽座という看板のある観音正寺の駐車場からは急な参道。
 石段が続くが、くさった雪におおわれているので歩きにくい。
 登っていくのはわれわれだけだが、初詣をすませておりてくる人はぽつぽついた。
 観音正寺までは実に30分の登りだった。
 売店や食堂などもある大きな寺だが、2年前に本堂が消失したとかで、バラックづくりの仮設本堂が建っていた。

 ここはなかなか見晴らしのよいところで、安土から近江八幡の町が一望できた。
 午前にはよく晴れていたのだが、一転して雨が降りそうな雲行き。

 まっすぐ行くと観音山城あとという道標も出ている。
 林屋辰三郎の『佐々木道誉』によると、ここは足利尊氏の親戚で、近江一帯を支配した六角(佐々木)氏の城跡なのだ。

 仮設本堂の横を抜け、竹林に入ると、右への分岐。

 繖山に着いたのは2時だった。
 ヒラタケ入りうどんが今日はおいしかった。
 琵琶湖方面が開けているが、曇ってしまったので比良方面はまったく見えない。

 下山道は桑実寺方面へ。

 送電鉄塔の下を過ぎると、二百メートルおきくらいにやさしい表情の石仏。

 安土城あとの駐車場から、そのまま城あとを見学。
 現在残っているのは石垣だけだが、さすがにスケールが大きい。

 天守閣あとまで登るのに30分以上かかった。