キャンプ場の駐車場からスタート。
ヤマビル生息地なので、ライトスパッツをはき、ヤマビルファイターを噴霧した。
最初はモミ林。
アカモミタケがいくらか出ていた。
ゆるく登っていくと、アカマツ混じりの雑木林。
ササが生えているので、きのこはない。
第一展望台も登山口なので、自動車がとまっていた。
ここからしばらく林道を行く。
第二展望台には立派な櫓があって、登ってみると市街地が見える。
山はほとんど見えない。
その先も林道で、傾斜は緩いが、高度が上がらない。
ミズナラの壮年木が多くなってくると、山道になる。
ガマズミ・メギが豊作だ。
ガマズミはいくらでも穫れるが、メギの枝は痛いので、あまり手を伸ばしたくない。
アズキナシもちょうどいい感じだった。
花はほとんど見なかったのだが、ヤマトリカブトとリンドウが少し咲いていた。
傾斜が出てくるとミツモチ山頂直下の広場に着いた。
ここまで林道がついていたが、水が流れたあとがえぐれているので、車の通行は不可能だろう。
山頂にも櫓があり、展望はよさげだったが、雲が濃くなっており、何も見えなかった。
広場のベンチで大休止。
帰りは、南ルートへ。
こちらは林道がなく、かなりの大木もあるので自然度が高い。
ヌメリスギタケがいくらか出ていたが、ブナハリタケは出ていなかった。
ヤブに入ってブナの倒木を物色していたら、熊の「ウオーン」という鳴き声が聞こえたので、深入りするのは避けた。
林道に出てからやや長かったが、コガネタケやアキグミも手に入ったし、センブリを見ることもできた。
下山後、木幡神社にお参り。
由緒書きには、坂上田村麻呂が蝦夷(「えぞ」とふりがなあり)征伐の際に戦勝を祈願したというのと、田村麻呂が宇治の許波多神社から勧請したというのと、両方の説が書かれていた。
宇治の許波多神社にも田村麻呂が戦勝祈願したという伝説があるらしい。
栃木県北部から福島県にかけて、田村麻呂伝説がすこぶる多い。
田村麻呂伝説自体が歴史研究の対象というべきだろう。
|