秋を見つけに権太倉山

【年月日】

2005年11月8日
【同行者】 Uさん
【タイム】

田ノ沢林道入口(9:12)−登山口(9:18)−権太倉山(10:56-11:30)
−林道終点(11:55)−田ノ沢林道入口(13:38)

【地形図】 岩代長沼、上小屋 ルート地図

ムラサキシキブ
リンドウ

 登山口の標識がある田ノ沢林道入口に自動車をおき、隈戸川に沿う県道を歩いてもう一つの登山口に向かう。

 道ばたにはツルリンドウ、ガマズミ、ムラサキシキブなどの実が色づき、リンドウが咲く。
 隈戸川はなかなかの美渓。
 紅葉もまずまずだ。

 登山道に入ると二次林だが、これといって特定の樹木が多いわけでなく、雑多な樹種が生えた林。
 きのこはあまり見あたらなかったが、ナラタケがいくつか出ていた。

 風穴を過ぎ、若いヒノキ林を抜けると、ちょっと荒れた斜面のトラバース。
 ザル山には登らずに、トラバースして過ぎるようだ。
 開けたところからなかなか立派な権太倉山が望まれる。

 尾根の上に登り着くと、隈戸川源流、大間ヶ岳(ザル山)、権太倉山にそれぞれ向かう三叉路。

鳳坂峠から望む権太倉山
ツルリンドウ
 登ってきたのはザル山方面からだが、ザル山へはさほどはっきりした踏みあとは見あたらなかった。

 雑木の尾根を緩やかに登っていくと矮性ブナの生えた頂稜で、展望のよい山頂まではすぐだった。

 風もなく、暖かで気持ちのよい山頂からは、南から西側の展望が特にすばらしく、羽鳥湖、二岐山、那須連峰が一望できる。
 また、足下の羽鳥湖周辺の森の紅葉もみごとだった。

 景色を肴に一杯やると、日頃の疲れがどっと出た。
 しばらく休んで、若いブナの林を田ノ沢林道側へ下る。

 林道終点まではすぐ。
 あとは延々林道歩きだが、通る車は皆無。
 こちらもまた秋らしく、木の実やリンドウを眺めながらゆっくり下った。