織姫神社から浄因寺

【年月日】

2018年11月1日
【同行者】 単独
【タイム】

足利市駅(7:20)−織姫神社(8:00)−両崖山(9:03-9:35)−大岩毘沙門天(10:51)−
浄因寺(11:34)−鑁阿寺(13:55)−足利学校(14:10)−足利市駅(14:53)

【地形図】 足利北部、番場 ルート地図(マウスホイールで拡大・縮小)

 秩父鉄道の一番電車に乗れば、7時過ぎには足利駅を降りることができる。
 下り方向なので、車内も混まないから、ゆっくりできた。

 駅を降りるとだいたい、観光案内図を探すのだが、不備なところが多いから、いつも困惑する。
 今回は、駅からの地形図をプリントしていったので、さほど困ることはなかった。

 まずは織姫神社をめざす。
 21年前に来たときにはさっさと通過したようだが、今回はちゃんと拝礼していった。

両崖山タブノキ(大きな写真)
コウヤボウキ(大きな写真)

 神社の裏には駐車場や公園があって、しばらく広い道を歩いていく。
 もみじ谷への道を分けてゆるく登っていくと、山道になり、小ピークを越える。

 露岩が多く、ところどころで展望が開け、秩父山地や富士山も見えていた。
 両崖山の手前は、神習教の遺跡だったはずだが、林立する石碑がそうだったのかもしれない。

 天狗山の分岐で大休止。

 天狗山周回コースを考えていたのだが、ここでまだ9時だったので、浄因寺まで歩くことに決めて、両崖山を越える。
 この前来たときには、ここでルートミスしたのだが、天狗山への尾根に入ってしまったのだろう。

 両崖山から階段道がかなり続く。
 ここは関東ふれあいの道なのだ。
 ゴミを捨てちゃイカンなどと書かれた同じ立て札がコースにいくつも建てられている。
 このような立て札は、たくさん建てたほうが効果的なのだろうか。

 雷電神社の分岐を過ぎるといつの間にか、北関東道のトンネルをまたぐようだ。
 前回ここに来たときには、高速道路が足利を通るなど、思いもつかなかった。

 うしろから、シマウマのように足にテーピングを施したトレランの人が走ってきて、追い越していった。
 足元には、繊細なコウヤボウキの花が咲いていた。

リュウノウギク(大きな写真)
サラシナショウマ(大きな写真)

 切り通しの車道を渡って緩やかに登下降していく。
 いったん車道に出て尾根道に入れば、前回歩いた大岩山へ行くのだが、今回はそちらでなく、大岩毘沙門天へ車道を行った。

 大岩毘沙門天(最勝寺)の駐車場には、数台の自動車がとまっており、平日にもそれなりに参拝者はいるらしかった。
 石段を上がりきったところにお堂があり、内部で勤行しているらしき声が聞こえた。
 邪魔してはいけないと思い、お堂で合掌するにとどめたのだが、あとで調べるとこの日は毘沙門天の開帳日にあたっていたらしく、残念なことだった。

 お堂のすぐ下の巨杉はとても大きく、元気な杉だった、

大岩毘沙門天(大きな写真)
山門の仁王像(大きな写真)

 車道を登っていくとすぐに展望台を兼ねた終点で、尾根道と巻道の分岐になっている。
 ここは巻道へ。

 踏みあとはやや薄いが、特に問題なく、スギ林の中を行く。
 まだ使われていると思しきモノレールをまたぐと、浄因寺参道に至る。

生きてるモノレール(大きな写真)
熊野神社(大きな写真)

 昭和時代の石仏が林立する石段を登っていくと浄因寺と庫裏だった。石段の途中には岩もあって、おそらくかつては修験のお寺だったと思われる。
 清心亭への道は柵がしてあったので、あえて通らなかった。

 熊野神社はしっくりと落ち着いたお宮で、さらに登っていくと寝釈迦に至る。
 ここも好展望。
 ここの石仏群は、昭和より古そうだった。

鑁阿寺(大きな写真)
足利学校(大きな写真)

 浄因寺へ戻り、石段を下って、車道に出るとモノレールがとまっていた。
 ここから延々と車道歩きで足利市内へ。

 一時間以上歩いて、鑁阿寺と足利学校を見学して帰った。