百川から谷倉山

【年月日】

1998年2月11日
【同行者】 単独
【タイム】

五号橋(11:30)−くろにた駐車場(11:45)−谷倉山(12:37)
−十三号橋(1:13)−五号橋(1:40)

【地形図】 中粕尾

 永野川(百川)に沿った車道は、最終集落を抜けると、アイスバーンが多く、車で通りたくない雰囲気。
 それで、考えていた登山口より少々手前、五号橋近くの広いところに自動車をとめ、しばらく林道を歩く。

 十一号橋のたもとに、町営くろにた駐車場。
 ここが、登山口と予定していた場所だ。

 あずまやのそばに、県外ナンバーの大型四駆が1台。
 素人ハンターかもしれないので、少し緊張。

 急傾斜の細流に沿って谷倉山への踏みあとが続いていたが、不明瞭な二俣で消滅。
 右はガケのため登行不能。
 左もひどい傾斜だが、こちらを登るしかない。

 手の入っていない植林地をあえぎ登ると、しっかりしたトラバース道に飛びだした。
 この道、地形図には記載されていない道で、稜線の南側をずっとトラバースしている。

 これをしばし左に行くと、谷倉山の山頂に到る小尾根。
 谷倉山への踏みあとはないが、赤テープの目印など、まれに登る人がいるらしい形跡がある。

 登り着いた谷倉山三角点は、くるぶしほどの積雪。  ヒノキの植林に囲まれた、静かだが展望の全くない、さびしいピークだった。
 腰を下ろす場所とてないので、トラバース道へ戻り、西へ向かった。
 雑木のヤブ越しに、尾出山のすばらしい山体が、目の前だ。

 地形図の破線路の手前に、百川へ下る不明瞭な踏みあとを発見。
 小尾根をジグザグに下っていくと、ほどなく十三号橋のすぐ先に降りついた。

 登山口に人家がないと、山もさびしい感じがする。
 帰りの車中から、人家の裏山といった風情の高谷山を望むことができたのは収穫だった。