二年ぶりの尾瀬ハイク
- アヤメ平から尾瀬ヶ原 -

  【年月日】 2015年7月22日
  【同行者】 全部で20名
  【タイム】 鳩待峠(7:27)−横田代(8:34-8:40)−アヤメ平(8:50-8:57)−竜宮十字路(10:53-11:23)
        −山の鼻(12:21-12:31)−鳩待峠(13:11)
  【地形図】 至仏山、尾瀬ヶ原、三平峠 ルート地図

アヤメ平から平ヶ岳遠望(大きな写真)
アヤメ平から富士山遠望(大きな写真)

 まずまずの大人数だが、コントロール不可能という程でもなかったので、パーティとしてまとまって行くことにした。
 先頭が富士見峠手前の分岐を見落とすとまずいので、自分が先頭を行った。

 樹林帯の登りは見るものも少ないが、ブナ林からオオシラビソ林への変化や、枝の垂れたオオシラビソの樹形など、勉強できる部分も多少ある。
 少々飽きてきたころ、横田代に飛び出すと、歓声が上がる。

ワタスゲ1(大きな写真)
ワタスゲ2(大きな写真)

 雲ひとつない快晴で、北側が一望でき、草原にはキンコウカやタテヤマリンドウが咲いて、涼しい風が吹く。
 これぞ高層湿原だという景観を目にすることができた。

アヤメ平から燧ヶ岳(大きな写真)
アヤメ平から奥白根(大きな写真)

 少し休んで、中原山を越えるとすぐにアヤメ平で、また腰を下ろす。
 ここからは南側も開けて、武尊山や遠く富士山まで見通すことができた。
 北側遠くには残雪の残る平ヶ岳や奥只見の山が見えていた。

 竜宮分岐までのヤセ尾根に入ると、富士見下あたりのブナ林がよく見える。
 ここも学習ポイントだ。

トキソウ(大きな写真)
キンコウカ(大きな写真)

 池の畔から燧ヶ岳を眺めればしばらくは、単調な下りだ。
 土場付近のダケカンバ林で少し勉強すると、長沢頭からの急降下となる。
 ここはネズコの大木くらいしか、見るものがない。

 長沢の流れを渡るところで休む。
 沢のそばだからいくらか涼しいが、標高が下がったぶん、空気が生ぬるい。

カラマツソウ(大きな写真)
ぽつんとキスゲ(大きな写真)

 竜宮十字路で大休止。
 雲が出てきたが、雨になる気配はまったくない。

 このあたりのニッコウキスゲは本当に少なくなってしまった。
 キンコウカ・トキソウ・サワラン・シラタマホシクサなどが咲くとはいえ、花はあまり多くなかった。

コヒョウモン(大きな写真)
カキツバタ(大きな写真)

 今回はヨッピ橋にいかず、山ノ鼻に直行した。
 こちらも、湿原の乾燥化が進み、ヤチヤナギが一段と増えている感じがした。
 木道のあいだはシカも食べづらいのか、カキツバタは比較的よく咲いていた。

池塘1(大きな写真)
池塘2(大きな写真)

 山ノ鼻は相変わらず混んでいた。
 この先は間違えようがないので、小グループごとに鳩待峠へ向かってもらった。

カラマツ大木(大きな写真)
ミズナラ大木(大きな写真)

 鳩待峠に着いたのは、13時過ぎで、今までと比べてずいぶん早かった。