今年も夏の尾瀬ハイク
- アヤメ平から尾瀬ヶ原 -

  【年月日】 2011年7月22日
  【同行者】 おおぜい
  【タイム】 鳩待峠(7:25)−横田代(8:36)−アヤメ平(9:08)−竜宮分岐(9:26)−土場(9:47)−長沢頭(9:59)
        −竜宮(10:42-10:59)−ヨッピ橋(11:28)−山の鼻(12:44)−鳩待峠(13:35)
  【地形図】 至仏山、尾瀬ヶ原、三平峠 ルート地図

 いつもの通り、鳩待山荘の裏から登山道に入る。
 ブナ林に、メボソムシクイの声が響いていた。  すぐに、ブナとオオシラビソの混交林。
 前日以来、気温が急降下したため、久しぶりに蒸し暑くない山歩きができていた。

 横田代に出ると、初めて見る高層湿原の光景に、同行者たちが歓声をあげる。
 喜んでもらえると、同行した甲斐があるというものだ。

 キンコウカは咲き始め。タテヤマリンドウは、ちょうど盛りだった。
 ワタスゲが揺れ、トキソウ・サワランやニッコウキスゲもいくらか咲いていた。

池塘1(大きな写真)
池塘2(大きな写真)

 アヤメ平からは、笠ヶ岳・至仏山・景鶴山・燧ヶ岳・奥白根山など、周辺の名山を望むことができた。

 あまり疲れもないので、竜宮への下りにかかる。
 長沢頭から急降下して、水音が聞こえてくると、ブナ林となる。

 橋を渡って、ブナ林。次いでミズナラ林を通る。
 尾瀬ヶ原に出る手前には、トチの大木もいくつか見られた。

池塘3(大きな写真)
池塘4(大きな写真)

 竜宮十字路で少し休んで、例年のごとく、ヨッピ橋で、しばしイワナウォッチング。
 いいイワナが定位しているのが見えた。

 ここから牛首手前までは、ヒツジグサとニッコウキスゲが多いところ。
 ニッコウキスゲの今年の開花はまずまずで、尾瀬ヶ原らしい風景を見ることができた。

奈良俣側から尾根を越える雲(大きな写真)
横田代の雲(大きな写真)

 原の様子はいつもと変りないかに見えたが、一条のシカ道が横断しているところがあった。
 鹿が尾瀬に定着することはないとはいえ、問題が深刻化してから対策を考えるのでは、遅い。

片品側は雲海(大きな写真)
山の鼻のミズナラ林

 ハイカーや観光客でごった返す山の鼻でひと息入れ、鳩待峠へ急いだ。

 この道には、カラマツの大木があるのだが、うち一本が倒伏し、橋状になって、川上川をまたいでいた。
 緑色の葉がまだ付いていたので、枯れたのではなく、根元が洗掘されて倒れたとのことだった。

 鳩待山荘で汗を流したが、急な登降がないとはいえ、いつもながら、なかなかのロングコースに疲れた。