里山原生林
−竹貫鎌倉岳−

【年月日】

2022年3月29日
【同行者】 単独
【タイム】

荷市場登山口(9:36)−あずまや(10:30-11:00)−鎌倉岳(11:23)
−西渡登山口(12:52)−荷市場登山口(13:19)

【地形図】 竹貫 磐城新宿 ルート地図 (マウスホイールで拡大・縮小可)

 荷市場の碑の少し先に、駐車スペースがあった。
 ここから登る。

 急な登りを階段によって整備してある。
 どっちにしてもきついが、階段のほうが苦しい。

荷市場の碑(大きな写真)
コナラ大木(大きな写真)

 植林地を過ぎ、雑木林になっても急登が続く。
 明瞭な小尾根を登るようになると、露岩が多くなる。
 右前方に鋸歯状の頂稜が見えてくる。

 主稜線まで登れば、傾斜は緩む。
 左回り遊歩道を分けると、電波塔の立つところで、あずまやもある。ここで大休止。

賽の河原の地蔵(大きな写真)
ヤマザクラ老木(大きな写真)

 左回り遊歩道分岐に、コナラの大木。これは元気な壮齢木。
 あずまや前にヤマザクラ巨木。これは幹や太枝がかなり腐朽した老木だが、まだ生きている。

 山頂まであとふたつ、小ピークを越える。
 山頂すぐ手前のピークには賽の河原という札があり、地蔵が二体、立っていた。
 「寛政十二年 上松川女人中」と彫られており、けっこう古い。

欅大木(大きな写真)
カツラ大木(大きな写真)

 この山が修験関係の山だとすれば、女性が登拝できるのはここまでだったのかもしれしない。
 山頂手前鞍部は、山頂を周回する道の分岐になっているのだが、概念図がわかりにくい。
 南西尾根へトラバースして急登すると山頂だった。

 北側が伐り開かれていて、好展望。
 蓬田岳あたりがよく見える。

 冷たい風も吹いていたので、すぐに下山にかかる。
 左回り遊歩道分岐まで戻ってから、遊歩道に入ってみた。
 道の一部が崩落したため通行禁止と書いてあるのだが、今ひとつ、崩落地点がはっきりしない。

 山頂直下までトラバースで行ってみると、欅やカツラの大木が生えたガレ場があった。
 カツラは一本だけで、大欅は数本。
 まるで原生林のような一角で、これを見ることができただけでも、来た甲斐があった。

 来た道をそのまま戻るのではなく、帰りは西渡へ下山した。
 荷市場コースよりやや荒れた感じがしたが、谷に降り着くとちょうど、ふきのとうが出ていた。