太平洋の大展望
−国見山−

 【年月日】  2000年1月10日
 【パーティ】 単独
 【タイム】  押釜登山口(14:20)−観音霊水(14:30)−国見山山頂(15:25)−高の倉ダム(16:15)
 【地形図】 原町

太平洋を背に

このハイカーじゃまですね
 今回の山めぐりは、太平洋が見える山がほとんどだった。
 そこで、フィナーレは、太平洋の大展望が得られるという、国見山を選んだ。

 高の倉ダムに自動車をデポし、自転車で押釜登山口へ。
 登山口の前のお宅では、白菜に一つ一つ、新聞紙で霜除けの覆いをかけておられた。

 深沢林道をしばらく歩くと、観音霊水という水場。
 スギ林の水だが、たくさんわいていた。
 よく歩かれている山と見えて、登り下りに無理がなく、道もしっかりしていた。

 少しずつ高度を上げて、望湖台という地点。
 たしかに、眼下に高の倉ダムが見えている。
 だがそれより、前方の山腹で行われている道路工事の音が、すごかった。

 馬場地切口からの登山道を合わせると、工事の音がますます大きくなり、ついに工事現場に出た。
 スギと雑木が伐り散らかされており、重機のうなりが、鳴り響いていた。

 そこを過ぎると、山頂直下の林道あとのような道。
 平坦なところをしばらく行き、最後の急登を登りきると、電波反射板。
 山頂は、その少し先だった。

 三角点の東側が伐開されており、海の景色がとても雄大。
 なかなか見飽きない展望だった。

 低気圧が去ったために冬型となり、冷たい風が吹き抜けるので、あまりゆっくりしないで、下山にかかった。

 高の倉ダムへの下山路もよく整備されていたが、途中で一ヶ所、ガードレール・カーブミラー付きの林道を渡る。
 道わきの沢に、この工事で伐ったとおぼしきコナラの木を投げ捨ててあった。
 これでは、伐られたコナラが、とても浮かばれない。
 何という無惨なことをするのかと、腹立たしかった。

 ダムまでの下りは、あっという間だった。