大展望の五社山

 【年月日】  1996年12月27日
 【パーティ】 2人
 【タイム】  宮渡登山口(1:43)−五社山(2:11-2:42)−宮渡登山口(3:05)
 【地形図】 坂シ内

五社山入口にある石碑
 麓山神社から少し南に走ると、中学校、高校、小学校が並ぶ一角がある。

 橋のたもとには、巳待塔、巳霊供養塔、小石仏、庚申供養塔、二十三夜供養塔、庚申塔、馬頭尊などの石造物が立ち並ぶ。

 道路の広くなったところに自動車をとめ、今度は五社山に向かった。

 人家の横を通り抜け、古い鳥居をくぐる。鳥居の前にも馬頭尊。

 道は作業道らしく、山道にしては広いが自動車が通れるほどでもない。
 右が若い二次林、左はよく手の入ったスギ林だ。

 小沢に沿ってしばらくで、傾斜が出てき、天満宮の石宮。

 ここから落ち葉のラッセルで尾根に上がると、山頂下の神社はすぐだった。

 神社には鍵がかかっていて、拝礼できないばかりか、祭神が何神様かもわからない。

 横手の岩の割れ目をよじ登ると、低山とは思えぬ、岩塊の積み重なった山頂。

 ここの展望は三六○度。今回の山旅の総復習といった感じだ。
 西に大滝根山、北に糠馬喰山、そして、目の前に弥宣の鉾、その向こうは大鷹鳥谷山。

 このあたり、至るところに送電鉄塔が立っているのが、玉にキズだ。

 風もなく、暖かな山頂で大休止。この二日間に登ったピークではここがいちばんだ。
 食事のあとのお茶を飲んでも、立ち去りがたいが、いつまでもいるわけにもいかない。

 約二十分でふもとに着いた。