−宇津峰−
宇津峰カントリークラブの前を通り、クレー射撃場への道を分け、登っていくと登山口の駐車場。
雑木林のなかの登りは快適だが、緑色の鉄の手すりが登山道に沿ってつけられており、山登りという感じがしない。
石宮から少し東に行ったところが山頂で、あずまやの先のいちばん高いところには「東北勤王忠烈之阯」という石柱が建てられていた。
宇津峰がなぜ「忠烈之阯」かというと、興国元(1340)年から正平八(1353)年まで、北畠彰信父子が宇津峰宮守永親王を奉じて北朝軍と戦ったあとだからだそうだ(いずれも南朝の年号)。
ときおり寒風が吹き抜けるあずまやで凍ったうどんをとかして食べた。
登山口にある雲水峰清水は、南朝軍の飲料水にもなったという能書きがある古い清水だが、枯れていて使えなかった。
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