寒風の一盃山

 【年月日】  1995年1月16日
 【パーティ】 2人
 【タイム】  登山口(9:27)−音ノ岩(10:31-10:40)−登山口(11:04)
 【地形図】 田母神

一盃山から見た安達太良連峰
 消えかかった営林署の看板があるところが少々広くなっているので、そこに自動車を停めた。

 登山口を探しながら車道を少し行くと、右手の杉林のなかに道が見つかった。

 はじめは杉林だが、そのうちササのうるさいカラマツ林。
 カラマツが雑木に変わるあたりからかなりの急登になる。

 陽が射しているので、それが雪に反射してとても明るい。
 ときおり、ものを散らかすような音をたてて北風が吹いてくる。

 少し下って登り、肩に出ると、石が露出した意外と細い尾根で、10分も登ると「音の岩」という道標のたつ、一盃山のピーク。

 吹き上げてくる風が身を切るような冷たさと強さで、落ち着いて周囲の様子を見ていられない。
 しかし視界をさえぎるものはなく、三六○度の大展望。
 眺めは本当に最高で、鎌倉岳、大滝根山、蓬田岳や黒石山などが見えた。
 遠くには安達太良山も見え、この季節にしては、天気は上々。

 寒いので早々に下山にかかった。